(財)食生活研究会
平成12年度研究助成者決定

日清製粉(株){社長 正田 修}が社会貢献活動の一環として支援している(財)食生活研究会{理事長 藤巻正生}の平成12年度助成者が決定しました。
この度決定した 平成12年度の助成対象者は、医・薬学関係2名を含め自然科学関係7名、人文科学関係1名 計8名で以下の表の通 りです。

研 究 課 題 研究者 所      属
食中毒原因菌として分離される毒素原性大腸菌025の菌学的性状およびその分布

川原 一芳

北里研究所基礎研究所室長兼北里大学院基礎生命科学研究科客員教授
ゲノム科学的手法を用いた開花制御による小麦の食味改良 萩原 保成 横浜市立大学・木原生物学研究所助教授
ビタミンK2(メナキノン-4)の組織内生成と新規生理作用の解明 駒井三千夫 東北大学大学院農学研究科助教授
植物性食品由来共通アレルゲンの構造および機能とIgE抗体産生誘導能との関連性 小川 正 京都大学食糧科学研究所教授
芽胞細菌の発芽機構と発芽阻害に関する研究  牧野 志雄 名古屋大学大学院生命農学研究科教授
黄色ブドウ球菌の温度感受性変異株ライブラリーの構築 関水 和久 東京大学大学院薬学系研究科教授
冷凍生地の製パン性劣化機構の解明とその防止策の研究 瀬口 正晴 神戸女子大学教授
フードシステムにおける価格伝達に関する実証研究 中嶋 康博 東京大学大学院農学生命科学研究科助教授

当財団は、昭和16年に「農産物に関する基礎的研究を奨励する」為に学界の権威の研究者と共に、日清製粉の拠出金100万円を基金として設立され、昭和28年に「国民の食生活の改善向上に寄与する」ことを目的に現在の「食生活研究会」と改称しました。
「食生活研究会」では『研究助成』『講演会』『講演会記録の刊行』などの活動を行っています。
特に『研究助成』については、最近10年間で約200人の研究者に助成をしており、その金額は約2億円になります。