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  • 2002年11月18日 〜今年は男子が女子を圧倒!?〜第33回全国高校生料理コンクールの受賞者決定11月17日(日)KKRホテル東京で表彰式

〜今年は男子が女子を圧倒!?〜
第33回全国高校生料理コンクールの受賞者決定
11月17日(日)KKRホテル東京で表彰式

 全国の高校生が考えた郷土の食材を生かした小麦粉料理のレシピを募集した高等学校家庭クラブ連盟主催の「第33回FHJ-日清製粉グループ 全国高校生料理コンクール」で、4,884点の応募の中から、最優秀賞や優秀賞をはじめ、アイデア賞など10作品を選出いたしました。最終審査は、書類審査を通過した11作品を実際に再現し、審査員の試食審査によって各賞を決定いたしました。
氏名 県名 学校名 学年 性別 料理タイトル
松本 真澄 沖縄 県立普天間 3 フィッシュバーグのヒラヤ-チー包み 最優秀賞
高橋 佑介 茨城 県立水戸第一 2 茨城食彩汁 優秀賞
田中 美祐紀 福岡 県立久留米筑水 1 がめ煮ピロシキ 優秀賞
立岩 愛 東京 都立日野 3 日本韓国故郷おやき 日清製粉
グループ賞
久保 沙紀子 東京 都立つばさ総合 1 ミネすいとんローネ〜小松菜入りグリーンすいとん〜 FHJ賞
石橋 しのぶ 岐阜 県立加納 2 朴葉っちゃお(ほおばっちゃお) アイデア賞
押切 美穂 山形 県立東根工業 3 いもこ春巻き アイデア賞
細江 裕美子 岐阜 県立斐太 2 栄養たっぷり!芳香カボチャのビックリバーガー アイデア賞
那須 幸子 宮崎 県立富島 3 かぼちゃ&へべずのケーキ アイデア賞
浅野 明子 茨城 県立水戸桜ノ牧 2 茨城風のチヂミ アイデア賞
*1 FHJは全国高等学校家庭クラブ連盟の略
 今回のコンクールでは、「郷土の食材を現代に生かして〜身近にある食材と小麦粉を使った私の自慢の一品〜」をテーマに公募したところ、沖縄のにがうりを使った「ヒラヤーチー」、福岡の郷土料理をロシア料理風にアレンジした「がめ煮ピロシキ」、宮崎県特産のへべずと日向南瓜を使ったホットケーキなど、郷土の特産品を使ったオリジナリティ溢れるレシピや郷土料理を現代風にアレンジした一品など高校生らしい創意工夫を凝らした新しい小麦粉料理のレシピが多数集まりました。

 この「全国高校生料理コンクール」は、全国高等学校家庭クラブ連盟主催・日清製粉グループ協賛で年1回開催しており、33回目を迎える今年は、応募数が4,884と昨年より約1.6倍増えたのと同時に、男子の応募も昨年より4%増加し、最優秀賞・優秀賞に男子生徒が選出されるなど家庭科男女共修の成果が見える結果となりました。
 大半の高校生は、このコンクール応募のため、父母や祖父母に相談しながら作品に取り組んでいるケースが多く、料理を通した家庭内のコミュニケーションを図れる点や料理に対して新たな興味を抱かせる機会として、参加者や教育関係者等から大変好評を得ております。
 日清製粉グループは、社会貢献活動の一環として同コンクールに毎年協賛しています。
 本年11月17日(日)に、KKRホテル東京(千代田区)で行われた表彰式には、上位受賞者5名と指導教諭が参加し、自慢の入賞したメニューを紹介いたしました。
 尚、入賞作品については日清製粉グループのホームページでも紹介します。
 URL:http://www.nisshin.com

概要
応募数: 4,884作品(応募学校数は157校)
*男女比は、男子21%、女子79%
審査員:
河野 文子 (文部科学省初等中等教育局視学官)
武藤 かおる (東京都立大森高等学校教諭)
田村 誠 (財団法人ベーターホーム協会理事長)
安原 安代 (女子栄養大学教授)
伊藤 健夫 (株式会社日清製粉グループ本社 常務取締役)
賞:
最優秀賞 デジタルカメラ 1名
優秀賞 CDギフト券 2名
FHJ賞 お菓子作り道具セット 1名
日清製粉グループ賞 パスタロボ+パスタセット等 1名
アイデア賞 お菓子の本3冊セット 5名
表彰式: 平成14年11月17日(日)午前10時〜
KKRホテル東京(千代田区大手町1-4-1)  鳳凰の間
TEL 03-3287-2932
主 催: 全国高等学校家庭クラブ連盟 (FHJ)
協 賛: 日清製粉グループ
◆同コンクールに関するお問い合わせ先:
株式会社日清製粉グループ本社 総務本部 広報グループ 担当:羽澄
東京都千代田区神田錦町1-25 TEL: 03-5282-6653
◆ 受賞生徒のご取材に関するお問い合わせ先:
全国高等学校家庭クラブ連盟 「全国高校生料理コンクール」担当:荒井
TEL: 03-3370-6321
◆各賞の講評
【最優秀賞】沖縄県立普天間高等学校 3年 松本真澄君
●フィッシュバーグのヒラヤーチー包み
小麦粉を使った沖縄の郷土料理「ヒラヤーチー」に、フィッシュフライを挟んで沖縄料理と洋食を見事に融合させた一品。モチモチしたヒラヤーチーの生地にサクサクした食感のフィッシュフライを組み合わせた点や、ヒラヤーチーの生地ににがうりの搾り汁を入れ、鮮やかな緑色に仕上げた点など、斬新なアイデアを取り入れながら、見た目・味・食感・栄養の全ての面でバランスに優れた、新しい小麦粉料理を考案した点が、今大会のテーマ「郷土の味を現代に生かして」に合致することから最優秀賞に選出された。沖縄の自然を彷彿させる鮮やかな緑色のヒラヤーチーは見た目にも美しく、味もとても良く審査員も絶賛。
 
受賞者談: 昨年から趣味として料理をやろうと料理学校に通い始めた、その成果が出たと思う。毎朝6:30に起きて自分と友人の二人分のお弁当を作っている。このような賞をもらって益々料理に意欲が沸いてくる。
【優秀賞】茨城県立水戸第一高等学校 2年 高橋佑介君 
●茨城食彩汁
いわしのつみれ、人参、白菜、こんにゃくを入れて煮込んだ具沢山の汁に、小麦粉にすりおろしたレンコンを加えてつくった団子を加え、牛乳と味噌で味付けた一品。いわしを使った昔ながらのつみれ汁を、団子や牛乳を加えることによって現代風にアレンジし美味しく仕上げた点が高く評価された。 栄養豊富ないわしをはじめとして野菜をふんだんに使っているため、栄養バランスも良く育ち盛りの高校生にぴったりの一品。
【優秀賞】福岡県立久留米筑水高等学校 1年 田中 美祐紀
●がめ煮ピロシキ
鶏肉を里芋、人参、筍などと煮込んだ福岡の郷土料理「がめ煮」を小麦粉の生地で包んで揚げピロシキ風に仕上げた一品。一見ミスマッチに思える「煮物」と「小麦粉」という組み合わせも、煮物にしっかりと味を付け、細かく刻んでピロシキ生地に包んで揚げることによって、食べやすく味もよく仕上げている。昔ながらの郷土料理を、煮物が苦手になってきた若い世代がおやつ感覚で食べやすいように工夫し、新しいメニューを考案した点が審査員に評価された。
【日清製粉グループ賞】東京都立日野高等学校 3年 立岩 愛 
●日本韓国ふるさと故郷おやき
ワールドカップ日韓共催をヒントに、日本の故郷の味おやきを和風と韓国風にアレンジして組み合わせた現代風おやきレシピを考案。和風のおやきは、抹茶で色と風味をつけた小麦粉の生地で栗入りの粒あんを包んでおやつ風にし、韓国風は、韓国の郷土料理であるキムチと、ぜんまいや豆もやしなどナムルに使われる野菜をあんに使っておかず風に仕上げた。日本の郷土料理である「おやき」に人気の韓国テイストを加えて現代風の小麦粉料理を考案した点が評価された。
【FHJ賞】東京都立つばさ総合高等学校 1年 久保 沙紀子
●ミネすいとんローネ〜小松菜入りグリーンすいとん〜
東京の郷土料理の素材として知られるアサリを使ったすいとん料理。あさり、すいとんの他、小松菜、人参、玉ねぎ、キャベツ、じゃがいもなど野菜をたっぷり使用し、ベーコンや粉チーズを使って現代風の味付けに仕上げている。栄養のバランス、味もとても良く審査員にも好評。