日清製粉(株)、北米の製粉能力を倍増
〜バンクーバー近郊に新工場建設〜

 日清製粉(株)(社長:新倉 英隆)は海外子会社であるロジャーズフーズ社の新しい製粉工場をカナダ・バンクーバー近郊に建設する決定をいたしました。
 ロジャーズフーズ社(カナダ・B.C州アームストロング市)は1989年に日清製粉が買収して以来、安定的かつ高品質の小麦粉供給と顧客ニーズに合致したサービスの提供を通じて顧客からも高い評価を得ており、順調に業容を拡大してまいりました。同社の主要市場であるバンクーバー地区は北米で最も人口増加率の高い地域の一つであり、高い販売伸張を維持しております。
 このような状況を背景に、日清製粉はバンクーバー近郊チリワック市に同社の新工場を建設し、主要市場での供給体制並びに販売力を強化するとともに、米国市場への参入も視野に入れた事業戦略を展開してまいります。
 本プロジェクトは、日清製粉における海外ビジネスチャンスを拡大すると同時に、環太平洋エリアにおける日清製粉グループ全体の海外戦略推進に大きな役割を果たすことが期待されます。



(ロジャーズフーズ社新工場の計画概要)
1.建設地: カナダ・ブリティッシュコロンビア州チリワック市
2.生産能力: 日産250トン(小麦ベース)
3.着工時期: 2003年春頃
4.工場稼働: 2004年秋頃


(ロジャーズフーズ社の会社概要) 
1.所在地: カナダ・ブリティッシュコロンビア州アームストロング市
2.生産能力: 日産216トン(小麦ベース)
3.資本金: 906万カナダドル
4.出資構成: 日清製粉グループ 90%、 三菱商事 10%
5.社長: Victor N.Bell
6.従業員: 約100名
7.事業内容: 小麦粉、シリアル食品の製造販売