日清製粉グループ 連結決算

当期増収増益を達成し、一株当り1円の増配を実施。来期は売上高、経常利益とも過去最高を更新の見込み。
[159期連結決算]
 株式会社日清製粉グループ本社(社長 正田 修)の159期連結決算は、売上高はデフレ圧力の強まる中にあったものの、食品事業の出荷伸張、飼料事業の畜産飼料価格改定などによって、4,023億13百万円(前期比1.3%増)と増収を実現しました。
 収益面でも市場環境は極めて厳しい状況下にありましたが、購買・生産から販売・物流・管理に至るすべての領域でのコストダウンの徹底を図ると同時に製粉・食品事業を中心とした出荷伸張及び飼料事業の増益により、経常利益199億37百万円(前期比14.1%増)、当期純利益105億75百万円(前期比13.3%増)と大幅な増益を達成しました。
 又、株主の皆様への一層の利益還元として一株当り1円の増配を行い、期末配当を一株当り5円とし、中間配当一株当り4円と合わせて合計9円の年間配当といたします。

[160期連結業績予想]
 160期においてはグループの競争力強化のため、本年4月にオリエンタル酵母工業(株)の連結子会社化を実施するとともに、配合飼料事業では本年10月に日清飼料(株)と丸紅飼料(株)の経営統合を実施することとしています。
 連結業績予想は、上記の事業体制の見直しに加えて、製粉事業でのリレーションシップ・マーケティングの推進による営業体制の強化、食品事業での市場ニーズに応えた新製品の開発・投入などで売上が増加し、売上高は4,430億円(前期比10.1%増)と過去最高を更新する見込みです。収益面でも、当社を取り巻く業界全般で厳しい状況が続きますが、製粉事業・食品事業を中心として出荷伸張を図るとともに、引き続き各事業におけるコストダウンを実現すること等で大幅な増益となり、経常利益は222億円(前期比11.4%増)と過去最高を更新し、当期純利益も112億円(前期比5.9%増)と増益となる見込みです。

[159期キャッシュ・フロー]
 キャッシュ・フローは、鶴見工場小麦粉生産能力増強等への設備投資、転換社債の償還54億58百万円、自己株式の取得38億8百万円等を実施しました結果、手元資金は長期運用資金を含め、69億35百万円減少し、519億85百万円となりました。

[159期単体決算]
 平成13年7月2日に全事業を分社し、持株会社となった影響により、前期に比べ売上高は大幅に減少しましたが、営業利益、経常利益、当期純利益はそれぞれ増加しております。