日清製粉(株)鶴見工場本館がBELCA賞受賞

日清製粉(株)鶴見工場本館(工場長 丸尾俊雄)は、この度(社)建築・設備維持保全推進協会(高木丈太郎会長)が主催する第12回(平成14年度)BELCA賞のロングライフ部門で優秀と認められ、建物を設計施工した清水建設(株)横浜支店(篠木新一支店長)とともに5月15日に受賞いたしました。

(社)建築・設備維持保全推進協会は「建設及び建築設備」の維持保全技術に関する研究・開発を行うと共に、その成果の普及を図り「建築及び建築設備」の適切な維持保全を推進することを目的に平成元年に設立された団体です。

また、BELCA(Building and Equipment Life Cycle Association)賞は、優良な建築物の改修や復元を実施、または適切な維持保全を実施した物件の内、特に優秀な物件を毎年取り上げて表彰し、これを周知させることを通じて我が国の良好な建築ストックの形成に寄与していくことを目的に設けられた既存建築物の総合表彰制度です。

今回受賞したBELCA賞ロングライフ部門は、建築物のロングライフを考慮した適切な設計思想の下に設計され、長年に亘り継続的に優良な維持保全を実施した特に優秀な建築物で築後20年以上を経過していることが主な条件となっています。

日清製粉(株)鶴見工場本館は1926年に竣工して以来今日まで76年間操業しています。その都度必要に応じて適切な改修・維持・保全に努め、4分の3世紀以上に亘り我が国を代表する製粉工場として安定的に小麦粉を供給し続けてきました。

なお、改修(リフォーム)または復元され、この改修・復元によって画期的な活性化が図られた特に優秀な建築物で、改修・復元後1年以上を経過していることを主な条件に選定されるベストリフォーム部門については、神田錦町本社ビルが第9回(平成11年度)のBELCA賞を受賞しています。