日清製粉グループ 第3四半期連結決算

第3四半期までの経常利益は176億64百万円と順調に推移。通期業績予想も公表予想通りで売上高、経常利益とも過去最高を更新の見込み。
 株式会社日清製粉グループ本社(社長 正田 修)の平成16年3月期第3四半期までの業績は、主力の製粉事業、食品事業をはじめ各事業において、新技術の導入による新製品の投入、商品力・提案力の更なる強化を図るなどマーケットニーズを的確にとらえて拡販を着実に進め、売上高は3,342億76百万円、経常利益は176億64百万円と順調に推移しました。
中でも健康食品事業においては、コエンザイムQ10の国内健康食品市場での拡販に注力すると共に、素材販売においては水溶性タイプなど新用途の開拓を図り、末端製品販売においては新製品を開発・投入した結果、順調に出荷伸張し、収益向上に寄与しました。また、ペットフード事業においても、効果的な販売促進やターゲットを明確にした営業活動を更に推進し、ミックスタイプを中心とした猫用ドライ製品が大きく出荷伸張し、業績は好調に推移しました。
尚、昨年10月1日に日清飼料(株)は丸紅飼料(株)との経営統合に伴い、日清丸紅飼料(株)として当社の持分法適用関連会社となりました。畜産用飼料・水産用飼料ともに商系トップシェア企業として、コスト面・販売面・品質管理体制などあらゆる面での競争優位の確立を目指し、出荷、業績とも順調に推移しております。

 通期業績予想は、公表予想通り各事業において出荷伸張を図るとともに、引き続き各事業におけるコストダウンを実現すること等で、売上高は4,340億円(前期差+317億円、前期比+7.9%)、経常利益は222億円(前期差+23億円、前期比+11.4%)と過去最高を更新し、当期純利益も112億円(前期差+6億円、前期比+5.9%)と増益となる見込みです。