日清製粉グループ 第1四半期連結決算

第1四半期は経常利益60億97百万円(前年同期比11.7%増)と増益。通期業績予想も当初予想通りで経常利益は2年連続で過去最高を更新の見込み。

株式会社日清製粉グループ本社(社長 長谷川 浩嗣)の平成17年3月期第1四半期の業績は順調に推移しました。各事業において次世代新製品・新ビジネスモデルの創出を目指した施策を着実に実行し、お客様から高い支持が得られる新製品や付加価値製品の開発・市場への投入、販売促進活動や新チャネル開拓を進めて出荷伸張を図るとともに、引き続き各事業においてコスト削減を実現しました。売上高は昨年10月から配合飼料事業を持分法適用会社へ移行した影響により1,020億43百万円(前年同期比11.5%減)と減収となりましたが、経常利益は60億97百万円(前年同期比11.7%増)、四半期純利益は 30億55百万円(前年同期比22.4%増)と増益となり順調でありました。

各事業別の業績は次の通りであります。製粉事業においては積極的な拡販に努め、業績は順調に推移しました。加工食品事業は新製品「アルデンティーノ」シリーズをはじめパスタの拡販を着実に進めるなど、主要製品の出荷伸張を図りました。また、健康食品事業も主力製品のコエンザイムQ10の国内向け素材、末端製品の出荷が前年を大きく上回りました。オリエンタル酵母工業(株)、ペットフード事業などその他事業においても、市場環境は厳しい状況にありましたが、概ね当初見通し並みの業績となりました。

第1四半期の業績は順調に推移いたしましたが、中間期業績予想につきましては、食料品関連の価格動向の先行き不透明感など当社事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあることから、当初予想通りとしております。

通期業績予想は、当初予想通りで各事業において出荷伸張を図るとともに、引き続きコストダウンを実現してまいります。売上高は配合飼料事業の持分法適用会社への移行の影響で4,220億円(前期比2.8%減)と減収となるものの、経常利益は事業税外形標準課税導入による5億円及び配合飼料事業の持分法適用会社への移行による5億円の減益要因をそれぞれ吸収した上で、238億円(前期比4.0%増)と増益、当期純利益も122億円(前期比5.4%増)と増益となる見込みです。この結果、3ヵ年の中期経営計画の収益目標を上回るとともに、経常利益は2年連続で過去最高を更新する見込みであります。