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  • 2004年11月15日 〜和風・洋風から話題の韓国風まで! 高校生が考えた新しい小麦粉料理〜第35回全国高校生料理コンクールの受賞者決定11月14日(日)KKRホテル東京で表彰式

〜和風・洋風から話題の韓国風まで! 高校生が考えた新しい小麦粉料理〜
第35回全国高校生料理コンクールの受賞者決定
11月14日(日)KKRホテル東京で表彰式

高等学校家庭クラブ連盟主催日清製粉グループ協賛の「第35回FHJ−日清製粉グループ 全国高校生料理コンクール」で、全国の高校生が応募した郷土の食材を生かした小麦粉料理のレシピ4,313点の中から、最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞・アイデア賞など10作品が選出されました。

今回のコンクールでは、「新しい我が家の味をつくろう〜身近な食材と小麦粉を使った手づくりおすすめ料理〜」をテーマに公募したところ、岩手名物のはっとうと鮭を使った和風グラタン、祖母が育てた里芋とニラを使った和風まんじゅう、凍り豆腐や芽ひじきなど和食の素材を使って仕上げた揚げドーナツ、日本と韓国の味を融合させたお菓子など、身近にある食材を使って、高校生らしく創意工夫を凝らした、新しい小麦粉料理のレシピが多数集まりました。

35回目を迎える今年の件数は前年より約2%増加し、特に男子の応募は昨年に引き続き23%と高水準を維持で家庭科男女共修の成果が伺える結果となりました。

氏名 県名 学校名 学年 性別 料理タイトル
小野寺 愛 岩手 県立藤沢 3 鮭包みはっとうグラタン〜和・仕立て〜 最優秀賞
吉田 早希 岐阜 県立各務原西 3 里芋のふわふわにらまんじゅう 優秀賞
末石 佳代 岡山 県立岡山芳泉 1 骨ニコニコドーナツ 優秀賞
柏田 麻衣 宮崎 県立富島 3 かぼちゃ紫(村)のホットク〜韓国と宮崎の共同作品〜 日清製粉
グループ賞
広本 絵美 岡山 県立精研 3 そうめんシューマイ FHJ賞
小野瀬 冬馬 神奈川 慶応義塾湘南藤沢 1 大地のかぼちゃ・我が家風 審査員特別賞
太田 奈津子 岐阜 県立大垣桜 3 三色麩揚げ アイデア賞
土橋 好絵 山梨 県立山梨 3 桜エビのモチモチ汁 アイデア賞
水谷 真代 岐阜 県立東濃実業 3 さっぱりしそ巻きピザ アイデア賞
五明 瞳 愛知 県立豊橋南 3 ★たこでん★ アイデア賞

*FHJは全国高等学校家庭クラブ連盟の略

今回応募した高校生は、父母や祖父母に相談しながら作品作りに励んでいるケースが多く、料理を通した家庭内のコミュニケーション促進や料理に対する新たな興味を抱く機会として、参加者や教育関係者等から大変好評を得ております。日清製粉グループは、社会貢献活動の一環として同コンクールに毎年協賛しています。

なお、本年11月14日(日)に、KKRホテル東京(千代田区)で行われる表彰式には、上位入賞者6名と指導教諭が参加し、自慢の入賞メニューを紹介いたします。

尚、入賞作品については日清製粉グループのホームページでも紹介します。

URL:http://www.nisshin.com(11/22以降)

概要

応募数: 4,313作品(応募学校数は150校)
*男女比は、男子23%、女子77%
審査員:
望月 昌代 (文部科学省初等中等局参事官付教科調査官)
近藤 悦子 (東京都目黒区中等教育学校開設準備室教諭)
堀江 雅子 (財団法人ベーターホーム協会常務理事)
安原 安代 (女子栄養大学教授)
伊藤 健夫 (株式会社日清製粉グループ本社 常務取締役)
賞:
最優秀賞 デジタルカメラ 1名
優秀賞 CDギフト券 2名
日清製粉グループ賞 パスタ用茹で鍋+パスタセット等 1名
FHJ賞 お菓子作り道具セット 1名
審査員特別賞 お菓子の本3冊セット+パスタセット 1名
アイデア賞 お菓子の本3冊セット 5名
表彰式: 平成16年11月14日(日)午前10時〜
KKRホテル東京(千代田区大手町1-4-1) 朱鷺の間
TEL 03−3287−2932
主 催: 全国高等学校家庭クラブ連盟 (FHJ)
協 賛: 日清製粉グループ

◆同コンクールに関するお問い合わせ先:

株式会社日清製粉グループ本社総務本部広報グループ 担当:岩本・羽澄
東京都千代田区神田錦町1−25 TEL: 03−5282−6652

◆受賞生徒のご取材に関するお問い合わせ先:

全国高等学校家庭クラブ連盟「全国高校生料理コンクール」担当:空
TEL: 03−3370−6321

◆各賞の講評

【最優秀賞】岩手県立藤沢高等学校 3年 小野寺 愛さん

●鮭包みはっとうグラタン〜和・仕立て〜
地元でよく食べられるというはっとうと鮭に、玉ねぎ、椎茸、ほうれん草、長芋を使って栄養バランス良く仕上げた和風グラタン。マカロニの代わりに小麦粉で作った はっとうを使い、はっとうで鮭を包んだ点や、隠し味に味噌を加えて和風に仕上げた点など、オリジナリティ溢れるアイデアを取り入れている。味覚・食感・栄養の全ての面でバランスに優れた新しい小麦粉料理を考案した点が、今大会のテーマ「新しい我が家の味を作ろう」に合致したことから、最優秀賞に選出された。鮭に白味噌をきかせたホワイトソースが絶妙にマッチした味は、審査員も絶賛。

【優秀賞】岐阜県立各務原西高等学校 3年 吉田 早希さん

●里芋のふわふわにらまんじゅう
祖母が育てたという里芋とニラを使った和風メニュー。蒸した里芋をすりつぶし、小麦粉とニラを加えて作った皮に、鶏ひき肉・人参・豆腐などを混ぜて作った具をつつみ、蒸したまんじゅうにだし汁を掛けて仕上げた一品。蒸した里芋と小麦粉を合わせてまんじゅうにするという斬新なアイデアが高く評価された。ふわふわとした食感のまんじゅうに、ニラの風味がアクセントを加え、審査員から味覚的にも好評だった。

【優秀賞】岡山県立芳泉高等学校 1年 末吉 佳代さん

●骨ニコニコドーナツ
すりおろした凍り豆腐に、小麦粉とベーキングパウダー・卵・牛乳・芽ひじき・白ごまなどを混ぜ合わせて、揚げたドーナツ。好みで黄粉(きなこ)をまぶして食べる。高校生になってから給食がなくなったことから、不足しがちなカルシウムを補うおやつとして考案したという。凍り豆腐やひじき・白ごまなど、普段は和食に使われる材料を使って、栄養豊富で、美味しく手軽に食べられるおやつを考案した点が、高く評価された。外はカリっとして中はふわふわのドーナツは、味も美味しいと審査員も絶賛。

【日清製粉グループ賞】宮崎県立富島高等学校 3年 柏田 麻衣さん

●かぼちゃと紫(村)のホットク〜韓国と宮崎の共同作品〜
韓国の屋台の代表的なお菓子「ホットク」を独自にアレンジし、宮崎特産のかぼちゃと紫いもを使って仕上げた一品。強力粉ともち米粉で作った生地に、かぼちゃと紫いもで作った2種類のあんをつつみ、油で揚げた。かぼちゃと紫いものあんが、モチモチした生地と絶妙にマッチし、審査員から味の完成度やアイデアの独自性が高く評価された。

【FHJ賞】岡山県立精研高等学校 3年 広本 絵美さん

●そうめんシューマイ
鶏ひき肉やむきえび、玉ねぎで作ったシューマイのあんに、細かく折ったそうめんをまぶし、蒸して仕上げた一品。身近な食材である「そうめん」を、シューマイの皮にアレンジした斬新なアイデアが高く評価された。

【審査員特別賞】慶応義塾湘南藤沢高等部 1年 小野瀬 冬馬

●大地のかぼちゃ・我が家風
イギリス出身の曾祖父から受け継がれた家庭料理(パイ料理)に、自身の故郷である十勝のかぼちゃをアレンジして仕上げた一品。薄力粉とバターで作ったパイ生地で、かぼちゃ・たまねぎ・牛肉を包み、かぼちゃの形になるよう成型し、焼き上げている。曾祖父の時代から受け継がれている家庭料理と自分の故郷の味を融合させ、新しいメニューを作り上げた点が、今回のテーマに合致し審査員特別賞に選出された。巨大なかぼちゃパイは、最終審査で再現された料理の中でも特に目を引き、ユニークさが評価された。