(株)日清製粉グループ本社(社長:長谷川 浩嗣)は、グループの健康食品事業会社である日清ファルマ(株)(社長:中村 勝)と共に、静岡県立大学(学長:西垣 克)に本年10月1日より、新しい機能性食品を探索することを目的とした寄附講座を開設します。(株)日清製粉グループ本社と日清ファルマ(株)が連携した寄附講座の設置は今回が始めてのこととなります。
本寄附講座「日清製粉グループ・高次機能性食品探索講座」(コーディネーター:生活健康科学研究科教授 木苗直秀)では、同大学大学院の生活健康科学研究科並びに薬学研究科と共同して、免疫・ストレス・アレルギー・疲労・老化防止等に関与する新規機能性食品素材の解析と探索を行ないます。静岡県立大学は、生活健康科学の分野における日本有数の大学で、文部科学省の「21世紀COEプログラム(Center of Excellence)」を通じて、先導的健康長寿学術研究推進拠点として、食薬融合研究や若手研究者の育成に実績を上げております。
日清ファルマは、1958年(当時日清製粉)コエンザイムQ10の工業的な製造技術を世界に先駆けて成功するなど、長年に渡って健康食品の研究開発・販売を積極的に展開しております。また、同社の健康科学研究所では、生活習慣病の予防をコンセプトに新規食品素材の探索研究を積極的に推進しております。
当社グループでは、企業行動規範に「社会貢献活動の推進」を策定しており、『企業市民としての責任を自覚し、地域社会のみならず広く社会に対して積極的に貢献活動を行い、豊かな社会の実現に寄与する』ことを明言しています。寄附講座の開設により、食と薬を融合した同大学の研究を通じて、広く国民の健康増進に貢献するとともに、次世代を担う研究者の育成にも寄与します。
当社グループは、寄附講座の設置に際し5年間で1億2500万円の寄附をするほか、必要な研究費と研究資材を大学側へ提供する予定です。本講座は大学側からは新たに選任する客員教授を始め、木苗直秀教授、横越英彦教授、中山勉教授、今井康之教授等が併任教授を務めるほか、日清ファルマも健康科学研究所から研究員1〜2名を派遣する予定です。当面の研究テーマとしては、腸管免疫の賦活化を目標とした食品成分の探索や、抗ストレスや抗アレルギー活性を有する生体内調整物質の探索等を計画しています。
1.寄附講座概要 | |||||||
(1)所在地: | 静岡県立大学 大学院生活健康科学研究科 内 (住所:〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1) |
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(2)講座名: | 「日清製粉グループ・高次機能性食品探索講座」 | ||||||
(3)担当教員予定: |
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(4)開設期間: | 2005年10月1日より2010年9月30日までの5年間を予定 | ||||||
(5)寄附金: | 5年間合計1億2500万円 | ||||||
(6)研究費: | 5年間合計8000万円 | ||||||
(7)期待される研究成果: |
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2.当社の役割 | |||||||
(1)静岡県立大学 大学院生活健康科学研究科での教育への参画 | |||||||
(2)本寄附講座にて取り組む研究への共同実施 | |||||||
(3)健康科学研究所による食品成分等に関する技術協力 |