日清製粉グループの日清製粉(株)(社長:中村隆司)は、小麦と大豆を主原料に使用し当社独自の醸造製法によって開発した業務用醸造調味液「こく醸造 NS-5 エヌ エス ファイブ」を、本年3月15日に発売いたします。
<開発の経緯と商品特徴>
消費者の安全・安心志向から、食品添加物無添加のニーズが益々高まってきていますが、無添加食品にはグルタミン酸ソーダや核酸系調味料を添加することはできないのでその食品の味はあっさりとした(物足りない)ものになってしまいがちでした。日清製粉はその課題をソリューションする調味料としてこの度「こく醸造 NS-5」を発売します。
当製品は"醸造ペプチド"に着目して開発されたもので、「こく」と「機能」を付与でき、食品添加物でなく、食品として利用できることから、安心・安全をコンセプトにした無添加食品の開発に最適です。
「こく醸造 NS-5」は小麦と大豆を麹にして手間と時間をかけてゆっくりと分解することでうまみをたっぷり出し、アミノ酸とペプチドをほぼ同量含ませた醸造調味液ですので、うまみとこくだけでなく、旨味・甘味の味覚をエンハンス(増強)する作用があり、素材の旨味増強や砂糖使用製品・乳製品の甘味増強に利用できます。
さらに"醸造ペプチド"を多量に含有する「こく醸造 NS-5」はレトルト時の不快臭の低減や魚臭のマスキングにも効果を発揮します。
<使用例>
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酵母エキスの代替として、さまざまな加工食品にうま味・こく味を付与します。
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いくら、辛子明太子などの魚卵加工品、畜肉加工品の生臭みを抑えます。
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レトルト食品(カレー・シチュー・具材)のレトルト臭を低減します。
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つゆ・たれ・惣菜の酢カド(鼻にツンとくる酢独特の酸味)、塩カド(舌にビリッとくる塩辛さ)を低減します。
■新製品概要
≪商品名≫ | 「こく醸造 NS-5 エヌ エス ファイブ」(醸造調味液) |
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≪量目≫ | 20L(パックインボックス)・1000L(コンテナ) |
≪発売日≫ | 2006年3月15日 |
≪特長≫ | (1)濃厚なうま味・こく味を付与し、素材のうま味を引き出します。 (2)魚肉畜肉の生臭みやレトルト処理による異臭を低減します。 (3)つゆ・たれ・惣菜などの酢や塩のカドを取り、まろやかな味わいに仕上げます。 |