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  • 2007年11月12日 〜旬の味覚や郷土の名産をいかして!高校生が考えたオリジナルの小麦粉料理〜第38回全国高校生料理コンクールの受賞者決定11月10日(土)KKRホテル東京で表彰式

〜旬の味覚や郷土の名産をいかして!高校生が考えたオリジナルの小麦粉料理〜
第38回全国高校生料理コンクールの受賞者決定
11月10日(土)KKRホテル東京で表彰式

全国の高校生が考えた身近な食材を生かした小麦粉料理のレシピを募集した、全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ)主催の「第38回FHJ-日清製粉グループ 全国高校生料理コンクール」で、4,292点の応募の中から、最優秀賞や優秀賞、留学生特別賞など11作品が選出されました。最終審査では、書類選考を通過した12作品を実際に再現し、審査員の試食審査によって各賞を決定致しました。

氏名 県名 高校名 学年 性別 料理タイトル
最優秀賞 米田 幸平 徳島 城南 阿波風チーズケーキ
優秀賞 白井 梨櫻 広島 湯来南 ◎フッキーロール◎
伊良波 美春 沖縄 首里 南国ドラゴンケーキ
日清製粉
グループ賞
木村 夏美
縄田 有紀
千葉 鎌ヶ谷

夏でも冬でも誰でもふわふわ
空飛ぶカレー魚(ギョ)!!まん
FHJ賞 氏原 美沙子 岐阜 大垣桜 お茶の子さいさい
冷やしておいしいみそバーケーキ
アイデア賞 石川 佳奈 千葉 鎌ヶ谷 梨すいとん!美味しくて大房総の筑前煮
西山 真保 三重 相可 地元モロヘイヤのスポンジケーキ
豆腐レアチーズ添え
次田 尚史 香川 善通寺第一 ハマッチ饅(まん)
山田 光太郎 香川 善通寺第一 大きくなるぞ!カルシウムクッキー
呉屋 麻奈美 沖縄 美里工業 NEWチーズパスタ From うちな〜
留学生
特別賞
エミリー
ホルステッド
栃木 小山城南 ボストンクリームパイ in 栃木

今回のコンクールでは、「我が家のオリジナルを創ろう〜手軽に作れる身近な食材と小麦粉を使った一品〜」をテーマに公募したところ、鳴門海峡で育ったわかめをケーキに混ぜるという斬新なアイデアの「阿波風チーズケーキ」、南国の果実"ドラゴンフルーツ"の実と皮で色鮮やかに仕上げた「南国ドラゴンケーキ」、地元・湯来特産のフキと巻柿を使った「フッキーロール」など、地元の食材を取り入れながら、高校生らしく創意工夫を凝らした新しい小麦粉料理のレシピが多数集まりました。
 この「全国高校生料理コンクール」は、FHJ主催・日清製粉グループ協賛で、年1回開催しており、今年で38回目を迎えます。今年は、去年を大幅に上回る4,292点、4,610人の応募があり、今回から留学生特別賞を設けたことから、留学生からも日本の食材をいかした作品の応募がありました。応募学校数も177校と2年連続で増加し、初めて応募する学校も増え、同コンクールの認知が広まっていることがうかがえます。男子の応募も全体の約2割で、最優秀賞も男子が獲得するなど、家庭科男女共修の成果がうかがえる結果となりました。

大半の高校生は、このコンクール応募のため、先生や学校の友人だけでなく、父母や祖父母に相談しながら作品に取り組んでいるケースが多く、料理を通した学校内・家庭内のコミュニケーションを図れる点や料理に対して新たな興味を抱かせる機会として、参加者や教育関係者等から大変好評を得ております。日清製粉グループは、社会貢献活動の一環として、同コンクールに毎年協賛しています。
 なお、本年11月10日(土)に、KKRホテル東京(千代田区)にて表彰式が行われ、最優秀賞・優秀賞・日清製粉グループ賞・FHJ賞を受賞した生徒と指導教諭が参加し、自慢の入賞メニューを紹介しました。

入賞作品については後日、日清製粉グループのホームページでも紹介します。
URL:http://www.nisshin.com/life/recipe/index.html

応募数: 4,292作品(4,610人/応募学校数は177校)
※男女比は、男子21%、女子79%
審査員: 望月 昌代  (文部科学省初等中等教育局参事官付 教科調査官)
樋口 小径  (東京都立桐ヶ丘高等学校教諭)
西尾 南美子 (財団法人ベターホーム協会理事長)
安原 安代  (女子栄養大学栄養学部教授)
宮内 泰高  (株式会社日清製粉グループ本社 常務取締役総務本部長)
賞 :
最優秀賞(1名) 賞状・デジタルカメラ
優秀賞(2名) 賞状・デジタルオーディオプレーヤー
日清製粉グループ賞(1名) 賞状・パスタマシーンと小麦粉セット
FHJ賞(1名) 賞状・ベターホーム協会「お菓子作り道具セット」
アイデア賞(5名) 賞状・ベターホーム協会「お料理の本3冊セット」
指導者奨励賞(10名) 図書カード
学校賞(10校) 盾・日清製粉グループより料理の本他
留学生特別賞(1名) 賞状・英語版日本料理の本
表彰式: 2007年11月10日(土)午前9時45分〜
KKRホテル東京(千代田区大手町1-4-1) 丹頂の間
主催: 全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ) 協賛:日清製粉グループ

以上

◆各賞の講評
【最優秀賞】 徳島県立城南高等学校 3年 米田 幸平さん

  • 阿波風チーズケーキ
    鳴門海峡の渦潮の中で育った"鳴門わかめ"をケーキに混ぜ込むというオリジナリティあふれる作品。入れすぎると磯臭くなってしまうわかめを、試行錯誤の末に適度な分量にして風味を活かしながら、すだちの果汁と皮を混ぜ込みさわやかな味わいのチーズケーキに仕上げた。地元の名産"わかめ"を独創的なアイデアでケーキに取り入れた点が「我が家のオリジナルを創ろう」という本コンクールのテーマに合致しており、配合や調理方法を工夫して料理としての完成度が高かったことから審査員の評価が集まり最優秀賞に選出された。

【優秀賞】 沖縄県立首里高等学校 2年 伊良波 美春さん

  • 南国ドラゴンケーキ
    沖縄では一般的に食されている南国の果実"ドラゴンフルーツ"を実から皮までまるごと使ったロールケーキ。生地に使ったドラゴンフルーツとシークヮーサーでさっぱりとして食べやすい味に仕上げ、ドラゴンフルーツの皮は飾り付けのアクセントにも使い見た目にも鮮やか。ドラゴンフルーツという特徴的な素材を使いながら食べやすい味のケーキに仕上げた技能や盛り付けの工夫が評価された。

【優秀賞】 広島県立湯来南高等学校 3年 白井 梨櫻さん

  • ◎フッキーロール◎
    地元で育てられているフキの葉をペースト状にしたものを生地に練りこみ、湯来特産品の巻柿をヨーグルトクリームとあえてくるんだロールケーキ。フキの苦味を感じさせず、ほんのりと風味を残し、中のクリームは巻柿とさっぱりした味のヨーグルトクリームで甘さを抑え、子供から高齢者まで楽しめる味にした点が、家族で楽しめるメニューにぴったりであることが評価された。

【日清製粉グループ賞】 千葉県立鎌ヶ谷高等学校 2年 木村 夏美さん/縄田 有紀さん

  • 夏でも冬でも誰でもふわふわ 空飛ぶカレー魚(ギョ)!!まん
    自分たちの大好きな中華まんを年中楽しめるようにと、温度に関係なく上手にできあがる生地を半年間研究したという力作。中身の具には鰯とカレー粉、生地にはターメリックを混ぜ、全体の味の調和を考えた点や、外見も魚に見立てるなど味も見た目もオリジナリティを追求した点が評価された。

【FHJ賞】 岐阜県立大垣桜高等学校 3年 氏原 美沙子さん

  • お茶の子さいさい 冷やしておいしいみそバーケーキ
    岐阜名産のほう葉みそを使って和風の味わいに仕上げたケーキ。練りごまを加え風味をよくし、中に栗を入れ季節感を出すなどの工夫が見られた。高齢の方も食べやすい味わいのケーキで、家族で楽しめる点が評価された。

【留学生特別賞】 栃木県立小山城南高等学校 2年 エミリー ホルステッドさん

  • ボストンクリームパイ in 栃木
    大好きな日本の食材を使った母国のケーキ。栃木のかんぴょうと白あんを使った日米合作のアイデアケーキとなった。自筆により日本語で応募した点も審査員に評価された。