家庭用常温製品2010年春夏
新製品17品目・リニューアル6品目、合計23品目を新発売

日清製粉グループの日清フーズ株式会社(社長:池田和穗)は、2010年春夏家庭用常温製品の新製品17品目・リニューアル6品目、合計23品目を、本年2月22日(月)から新発売致します。

長引く経済不況から、消費者の皆様の生活防衛意識は一段と強くなり、“内食化”や“巣ごもり消費”といった言葉が社会現象となる中で、ただ節約するだけでなく、たまにはぜいたくを楽しんで生活にメリハリをつけるなど、「賢く生活をやりくりする」スタイルを楽しむ人たちも出てきました。また、手軽に簡単にできてしかも安価なメニューを好む方もいれば、安心・安全や健康へのこだわりに対しては多少値がはってもそうした商品を選びたい方もおり、価値観も多様化しています。

今回の新製品・リニューアルでは、[1]節約志向に応じた“生活応援メニュー”、[2]家庭調理に変化を与える“季節感や地域性のあるメニュー”、[3]忙しい時でもパパッと作れる“簡便性”、[4]男女問わず関心が高まる“健康・美容”、[5]厳選・安心を基準にした“こだわりの食材”の5つのキーワードに基づいた商品展開を行い、多様化する消費者の皆様の価値観に応えると共に、新しい食スタイルの提案も行って参ります。

内食化傾向によって伸長を続けているプレミックス商品に関しては、昨年秋のお好み焼粉、たこ焼粉に次いで、野菜をキーワードにした天ぷら粉、調理の利便性を追及したから揚げ粉の新製品を投入します。
 乾麺そばカテゴリーでは、国産そば粉を100%使用した「滝沢更科 国産そば粉使用ざるそば のどか路」を発売します。
 パスタ・パスタソースカテゴリーでは、パスタを普段とは違った気分でさっぱり楽しめる冷製パスタ専用商品、美容意識の高まりに応えたコラーゲン配合のパスタソースの2つの新シリーズを展開します。また、今年15周年を迎える「青の洞窟」シリーズでは“欲深い大人の濃厚イタリアン”をテーマに全面リニューアルを行い、アンティパスト(前菜)、プリモピアット(パスタなど)、セコンドピアット(メインディッシュ)という幅広いイタリアンメニューを家庭で楽しめるラインナップにしました。

◆新製品・リニューアルのポイント

≪プレミックス≫

1.日清 野菜のうまみを逃がさない天ぷら粉 活菜上手(かっさいじょうず)

独自開発の小麦粉を使用し、野菜の旨みを逃がさずおいしく揚げることができる、野菜が主役になる天ぷら粉です。カラッとサクサク仕上がり、衣が具材にしっかり結着するので、野菜の旨みを逃がさず、おいしく揚げることができます。また、油の切れがよいので、冷めてもサクサク感を損なわず、再加熱してもサクサクした食感が持続します。また、難しいと思われているかき揚げも失敗無く調理することができます。
 天ぷらは、さつまいも、かぼちゃ、なすなど、野菜を主菜として取ることができるメニューです。当社が実施したアンケートによれば、天ぷらを調理する頻度が高いのは40〜60歳代ですが、直近1年間の揚げ物を作った頻度が1年前と比べて増えたという人は20〜30歳代が増えています。また、各年代とも「野菜摂取」に対して現状での満足度が低く、野菜摂取メニューのバリエーションを求める割合が高くなっています。中でも若年層は野菜を使ったメニューのバリエーションが不足していると感じており、30歳代では56%、20歳代では63%の人が、バリエーションの少なさに不満を感じています。こうした野菜摂取意向の高さを背景として、天ぷら調理を「野菜摂取メニュー」として再認識をさせ、さらに、節約志向と健康志向を背景として、冷蔵庫の余り野菜が活用でき、野菜摂取もできる生活応援メニューであるという点を合わせて打ち出すことで、既存の天ぷら調理ユーザーの更なる満足度を高め、また、天ぷら調理をしていないユーザーの調理へのトライアルを喚起します。

新製品 1品

2.日清 揚げなくていい から揚げ粉 ザ・ノンフライ

揚げ油を準備しなくても、フライパンで簡単にカリっとジューシーなから揚げを作ることができるから揚げ粉です。揚げないので、大量の油の準備が必要なく、調理後の油の処理の手間を省くことができ、油の摂取量を控えることができます。味のベースは、当社主力製品である「日清 から揚げ粉」で使用している、旨み成分(チキンとねぎ)を組み合わせることによる旨みの相乗効果という仕組みを採用しています。また、独自開発の顆粒小麦粉が素材に均一について表面に膜を作り、お肉の旨みを閉じ込めています。さらに、発酵調味料を配合していることで、鶏肉がやわらかくジューシーに仕上がり、冷めてもおいしくお弁当にもぴったりです。
 から揚げ粉の市場規模は、2004年以降伸長傾向にあり、2008年度は42億円と、前年比約110%増となり、内食化の定着に後押しされ伸長を続けております。から揚げ粉は子供から大人まで幅広い世代に支持されるメニューである一方、後片付けが面倒、カロリーが高いなどの不満が少なからずありました。今回、消費者ニーズに対応し、揚げないタイプのから揚げ粉を発売することによって、から揚げ粉カテゴリーの強化を狙います。

新製品 1品

≪パスタ・パスタソース≫

3.マ・マー 冷製専用パスタ・パスタソース Cool's シリーズ

パスタ需要の更なる拡大のため、パスタを普段とは違った気分で、ひんやりさっぱり楽しめる冷製パスタの新ブランド「マ・マー 冷製専用パスタ・パスタソースCool's」シリーズを投入します。
 パスタは、冷やした時に最適な、なめらかで弾力のある食感に仕上がるよう独自技術で製粉したデュラム小麦粉を使用しました。太さは主食として食べる冷製パスタにぴったりの1.3mmを採用しました。
 パスタソースは、冷やしても旨み豊かで冷たいパスタによく合い、涼やかな気分を楽しめます。また、見た目の満足感やボリューム感を出すために数種類の野菜を使用し、彩りをよくしました。味のバリエーションは「彩り野菜とトマトのソース」、「彩り野菜と鶏肉のソース」、「彩り野菜とサーモンのソース」の3種類をラインナップします。

新製品 4品

4.マ・マー コラーゲンパスタソース シリーズ

コラーゲンを3000mg配合し、野菜をたっぷり使用したパスタソースです。コラーゲンを豊富に含む部位の肉を使用し、大きめにカットした野菜をたっぷり加え、コラーゲンも野菜も摂れる女性にうれしい商品設計にしました。ラインナップは、「マ・マー コラーゲンとたっぷり野菜 仔牛のミートソース」、「マ・マー コラーゲンと6種の野菜 豚肉のトマトソース」、「マ・マー コラーゲンと緑黄色野菜 鶏肉のクリームソース」の3品です。
 健康や美容への関心の高まりとともに、“コラーゲン”を使用した健康食品市場はここ3年で2倍以上に伸長しており、栄養補助食品だけでなく化粧品や食品にまで拡大してきました。こうした中、女性を中心とする消費者の皆様の間では美容のためにコラーゲンを摂取するというイメージが広く浸透しており、日々食事の中でもコラーゲンを一緒に摂ることができるパスタソースを開発しました。

新製品 3品

5.青の洞窟 シリーズ

今年15周年を迎える「青の洞窟」シリーズを、“欲深い大人の濃厚イタリアン”をテーマに全面リニューアルし、本格的なイタリアのメニューや味わいを提案する商品展開を行います。リニューアルに当り、サイドメニューやおつまみにも使える「アンティパスト」、パスタ中心の「プリモピアット」、メインディッシュになる「セコンドピアット」の3つに分類しました。
 アンティパストでは、簡単調理で本格的なサイドメニューを作ることができる「魚介のカルパッチョ用ソース」、「バーニャカウダ」の2品をラインナップしました。プリモピアットでは4種のチーズに生クリームを加え濃厚なコクのある「クアトロフォルマッジ」、豚ひき肉とアンチョビの旨みに3種のハーブで香りづけした「豚ひき肉と3種のハーブ アンチョビ仕立て」の2つのパスタソースを新発売します。セコンドピアットでは、肉や魚介を用意して煮込むだけの調理で本格的なメインディッシュが完成する「カチャトーラ用ソース」、「アクアパッツァ用ソース」の2品をラインナップします。
 近年、家族や友人を交えたホームパーティなどの特別な日に、家庭で食事を楽しむ傾向にあり、外食で経験したメニューを家庭で再現するなど、本格イタリアンを手作りで楽しむ方が増加しています。そこで、今回のブランドリニューアルでは、普段とは違う特別なひとときのメニューをご家庭で手軽に楽しめる本格的なイタリアンの商品展開を行い、家庭内でのイタリアンの喫食頻度向上とメニューの認知促進をはかり、イタリアン商品市場のさらなる拡大を目指します。

新製品 6品
リニューアル 6品

6.マ・マー いつもとちがうパスタソース ボンゴレ

パスタメニューの中で根強い人気のあさりを使ったボンゴレスパゲティのパスタソースです。あさりと5種類の野菜を完熟トマトと煮込んで、白ワインで仕上げた、ミネストローネのようなスープタイプのパスタソースです。定番のボンゴレロッソやボンゴレビアンコとは違う、野菜の旨みが効いたボンゴレスパゲティが楽しめます。

新製品 1品

≪乾麺≫

7.滝沢更科 国産そば粉使用のざるそば のどか路(のどかじ

100%国産原料のそば粉を使用することで、安心・安全志向の高い消費者の皆様に対し、訴求します。国産そば粉の豊かな風味と共に、やや幅広で厚みの薄い形状にすることで、なめらかでのどごしのよい麺に仕上げました。

新製品 1品

※新製品の商品概要はこちらをご参照ください。