日清製粉(株)、北米の事業拡大を加速
〜バンクーバー近郊工場の能力2割増強〜

日清製粉(株)(社長:佐々木 明久)は海外子会社であるロジャーズフーズ(株)チリワック工場(カナダバンクーバー近郊)の製粉能力を約2割増強する決定を致しました。

ロジャーズフーズ(株)は1989年に日清製粉(株)が買収して以来、高品質の小麦粉供給と顧客ニーズに合致したサービスの提供によりお客様から高い評価を得ております。2004年にはバンクーバー近郊チリワック市に新工場を建設し、既存のアームストロング工場との2工場体制にて需要増に応えてまいりましたが、その後も順調に業績を拡大し、生産能力の不足が見込まれております。そのため、チリワック工場の製粉能力を増強することにより更に供給体制を強化し、カナダ国内にとどまらず米国市場も含めた販売伸長を持続してまいります。

日清製粉(株)は海外子会社に、カナダのロジャーズフーズ(株)、タイの日清STC製粉(株)を有し、着実に海外における製粉事業の拡大を推進しております。

今後も、日清製粉グループとして本年度よりスタートさせている新経営計画の目指すグループ像の一つである「存在感のある海外事業」の実現に向けて、事業展開のスピードアップを図ってまいります。

◆ロジャーズフーズ社製粉能力増強の概要
1.対象工場: チリワック工場(カナダ・ブリティッシュコロンビア州チリワック市)
2.増強能力: 日産50トン、増設後チリワック工場生産能力300トン(小麦ベース)
3.完工時期: 2010年秋頃
4.投資額: 約1億円

◆ロジャーズフーズ社の会社概要
1.所在地: カナダ・ブリティッシュコロンビア州アームストロング市
2.生産能力: 日産520トン(増設後小麦ベース)
 (チリワック工場300トン、アームストロング工場220トン)
3.資本金: 1,406万カナダドル
4.出資構成: 日清製粉グループ 90%
5.社長: Victor N. Bell
6.従業員: 約100名
7.事業内容: 小麦粉、シリアル食品の製造販売