日清製粉グループの日清製粉株式会社(社長:佐々木 明久)は、社会福祉法人プロップ・ステーション(理事長:竹中ナミ)が中心となって2008年発足した、パティシエ(菓子職人)を目指すチャレンジド(=障がいのある人)を支援するプロジェクト「神戸スウィーツ・コンソーシアム(以下KSC)」に今年も協力して参ります。
3回目の今年は、会場を昨年同様東京とし、チャレンジドを対象としたパティシエ養成スクール「チャレンジド・プログラムVol.3」として本年5月15日(土)から、日清製粉小網町ビル(中央区日本橋小網町)などで計8回開催します。講師陣には昨年の講師 外国人として初めてオーストリア政府公認の「製菓マイスター」の称号を与えられたパティシエの八木淳司氏(モロゾフ株式会社)に加え、著名なフランス菓子店「ノリエット」の永井紀之シェフ、神戸「ブーランジェリー・コム・シノワ」の西川功晃シェフ、ウィーン菓子店「コンディトライ ノイエス」の野澤孝彦シェフに第一線で活躍するプロの技を伝授していただきます。本年度より日本のパティシエールの草分け的な存在のフランス菓子「ラ・シュエット」近藤冬子シェフと神戸を代表するシェコラティエの「ラ・ピエール・ブランシュ」白岩忠志シェフが新たに参加し、まさに夢の顔合わせが実現します。
KSCは、チャレンジドの就労の促進や雇用の創出を目指し活動するプロップ・ステーションが、洋菓子発祥の街といわれる神戸から障がい者の菓子職人を育てようと企画した日本で初めての試みです。スクールでは有名パティシエによる菓子づくりの技術だけではなく、経営ノウハウも学ぶことができ、障がい者パティシエの自立を支援します。
※チャレンジド…挑戦する使命を与えられた人。米国などで障がい者に対する新しい呼称として用いられる。
■「神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京」概要
菓子とパンの講習会「チャレンジド・プログラムVol.3」
日 時: | 【第1回】2010年5月15日(土)13:00〜18:00 |
会 場: | 日清製粉小網町加工技術センター (東京都中央区日本橋小網町19−12) |
内 容: | 開講式、開催趣旨説明 全講師紹介 ノリエットの永井紀之シェフによる講習 |
主 催: | 社会福祉法人プロップ・ステーション 日清製粉株式会社(協力企業代表) |
協力企業: | モロゾフ株式会社、三井製糖株式会社、丸紅株式会社、 オリエンタル酵母工業株式会社、株式会社ADEKA、株式会社日東商会、 石川株式会社など |
後 援: | 農林水産省、厚生労働省、総務省、兵庫県、神戸市、東京都、 日本セルプセンター、関東地区社会就労センター協議会 |
事 務 局: | 社会福祉法人プロップ・ステーション内KSC事務局 電話:078−845−2263 Webサイト:http://www.kobesweets.org/ |
1951年生まれ。オーストリア国家公認の「製菓マイスター」の称号を持つ数少ない日本人のひとり。 東京の菓子店・軽井沢のホテルベーカー部を経て、1976年オーストリアに渡る。 リンツ、ウィーンの製菓店で修行後、ウィーンヒルトンホテルの副製菓長に就任。 80年にオーストリア国家公認製菓マイスターを取得。 その後、ドイツのレストランやホテルで副製菓長を務めて帰国。 各地の製菓学校などで教鞭をとる。著書に「マイスターのウィーン菓子」(柴田書店)がある。 (http://www.morozoff.co.jp/shop/meister.html) |
1963年生まれ。広島アンデルセンパン部門を経て青山アンデルセンの菓子部門へ。その後「オーボンヴュータン」、「ドゥース・フランス銀座店」、「ビゴの店芦屋店」、「ベーカリー パン・ランド」などに勤務の後フランス遊学。1996年「ブーランジェリー・コム・シノワ」をオープン。1999年「ブランジェリーコムシノワ・アンド・オネストカフェ」をオープンし現在に至る。新しい料理パンの世界、パンの教科書、バラエティパンの教科書(いずれも旭屋出版)などの著書がある。 (http://www.comme-chinois.com/index.htm) |
1961年生まれ。辻調理師学校フランス校卒。「オー・ボン・ヴュー・タン」のオープニングスタッフとして入社、2年後渡仏。ヴァランス「ダニエル・ジロー」、グルノーブル「ドゥ・ヴェルバル」、パリ「ミッシェル・ロスタン」、ボンドイゼール「ミッシェル・シャブラン」、スイス・ジュネーブ「ホテル・インターコンチネンタル」、ルクセンブルグ「オーバーワイズ」など、ヨーロッパで6年間過ごしたのち、帰国。1993年より「ノリエット」。著作に「シェフのフランス地方菓子」(PARCO出版)、「フランス菓子職人の仕事パティシエ」(PHP研究所)、「永井紀之 ノリエットのお菓子」(PARCO出版)などがある。 (http://www.noliette.jp/) |
1972年生まれ。日本橋三越カフェウィーンで菓子作りの基礎を学ぶ。代々木上原「タッツリ」、新宿中村屋「グロリエッテ」を経てウィーンの「オーバーラー」から欧州修行を始める。ウィーンの王室御用達「L.ハイナー」を経て、南ドイツ・ロイトキルヒの「ヴァンディンガー」で製菓チーフを務めながら製パン技術も会得。帰国後、世田谷「ラ・テール」を立ち上げる。1999年横浜市青葉区にてウィーン菓子の店「コンディトライ ノイエス」を開店。2004年には、南ドイツで会得したドイツパンの店「ブロートカフェノイエス」を開店。「ウィーン菓子」(旭屋出版)などの著書がある。 (http://www.neues.jp/shop/Top) |
1957年ニューヨークに生まれる。77年、カリフォルニア州パサデナ市立大学卒業後、渡欧。80年、ベルギー国立食品専門学校の製菓・製パン科を卒業。菓子店の老舗「ヴィタメール」(ブリュッセル)、「ルノートル」(パリ)などで修業の後、帰国。84年、東京・池袋「ルノートル」に勤務。87年、シェフ・パティシエとして代官山「レストラン・パッション」で活躍。95年、洋菓子教室・注文菓子専門店「ラ・シュエット」を開業。01年、四季のお菓子「ラトリエ・ドゥ・グゥ」を高崎亨氏と共同主宰。02年、有限会社ラ・シュエットを設立。09年、「ラトリエ・デュ・グー 近藤冬子のお菓子教室」を開講。主な著書に『おいしいデザート』(小学館)、『ベルギーお菓子物語』(東京書籍)がある。 (http://la-chouette.jp/index2.html) |
1965年神戸市生まれ。83年、神戸「アラン・カスケビッチ」、86年、西宮「ポール・ボキューズ」、87年、神戸「アラン・シャペル」(神戸ポートピアホテル)、90年、芦屋「ショコラティエ・ド・フランス」、93年、東京・銀座「資生堂パーラー」/「レストラン・ロオジエ」などを経て96年、神戸「菓子sパトリー」(ホテルピエナ神戸)製菓長就任。05年、元町にショコラティエ「ラ・ピエール・ブランシュ」をオープンする。 (http://www.la-pierre-blanche.com/top.html) |
【日程】 | ||
第1回 | 5月15日(土) | 開講式 永井シェフ (フィナンシェ) |
第2回 | 6月19日(土) | 西川シェフ |
第3回 | 7月17日(土) | 八木マイスター |
第4回 | 8月21日(土) | 近藤シェフ |
第5回 | 9月18日(土) | 永井シェフ |
第6回 | 10月16日(土) | 白岩シェフ |
第7回 | 11月20日(土) | 野澤シェフ (シュトーレン) |
第8回 | 修了式・成果発表会 | (11月下旬もしくは12月上旬) |