日清製粉グループのオリエンタル酵母工業株式会社（社長：中川 真佐志）は、食品・環境分野において世界最大で、医薬分野においても世界有数の検査機関であるEurofins Scientific SE（ベルギー・ブリュッセル、CEO：Dr. Gilles Martin、以下ユーロフィン）と2007年4月より業務提携し、日本の食品分析市場へユーロフィンの残留農薬検査、カビ毒検査、食品の真正テストサービス等を提供しております。

このたび、ユーロフィンの日本法人であるユーロフィンアナリティックス株式会社（社長：渡辺 謙吉郎、以下ユーロフィン・ジャパン）が日本国内で放射性物質分析・検査サービスを本格稼動したことに伴い、当社での本サービス取扱い業務を開始致します。

今回の放射性物質分析・検査サービスの取扱い開始により、お客様の更なる安心・安全に対する要望に対応し、日清製粉グループ全体で高い品質への期待に一層応えてまいります。

（1）オリエンタル酵母工業（株）が取扱う分析サービス

1. 「ガンマ線スペクトロメトリー法による核種分析」

厚生労働省の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に記載されている分析方法です。放射性物質からでる固有のガンマ線のエネルギー分布を解析することで、ヨウ素131、セシウム134&137等の放射性物質を特定し、その放射線量を測定します。

2. 「ガイガーカウンターによる出張表面検査」

港湾倉庫等における表面検査出張サービスです。福島第一原子力発電所事故後、海外の多くの国が日本からの輸入品について放射性物質混入の懸念を抱いています。このサービスにより海外向け製品の放射性検査をお客様よりご要望頂いた場所で迅速に行うことが可能になります。

（2）EU向け食品、飼料等の放射性検査証明書発行について

日本からのEU向け食品、飼料等の輸出に際しては、放射性検査証明書の提出が義務付けられています。ユーロフィンのハンブルグにある検査施設は、厚生労働省により輸出国公的検査機関に指定されているため、この証明書の発行が可能となり、EUへの輸出に際して大いに活用いただけます。

（3）ユーロフィンの収益全額義援金寄付に賛同

ユーロフィンは、日本国内ラボにおける放射性物質分析によって得られた収益全額を義援金として寄付することを表明しております。日清製粉グループとしてこれに賛同致します。

サービス内容等詳細はホームページを参照下さい。

■ユーロフィンアナリティックス株式会社	：	http://www.eurofins.co.jp/
■オリエンタル酵母工業株式会社	：	http://www.oyc.co.jp

サービスに関するお問い合わせ先
オリエンタル酵母工業株式会社
バイオ事業本部バイオサイエンス部　分析事業推進室
東京都板橋区小豆沢3-6-10　電話 03-3968-1192