オリエンタル酵母工業 補酵素生産棟 稼働開始の件

日清製粉グループのオリエンタル酵母工業株式会社(社長:中川 真佐志)は、滋賀県長浜市にある長浜研究所構内に補酵素生産棟を新設し、稼働開始いたします。

当社は、1968年 酵母の大量培養技術を基に、酵母から補酵素を抽出・精製し、診断薬市場に販売を開始いたしました。また、日本のみならず、いち早く世界の診断薬市場に供給し、診断薬の開発・製造に貢献して参りました。

現在、補酵素は診断薬原料等として、新興国を中心に需要が伸びており、その必要性は世界的に拡大し、更なる需要の増加を予測しております。また、補酵素生産企業は、世界でも少なくニッチな領域となっております。

このような背景のもと、生産能力を増強し、合理化を図ることができる長浜研究所構内に補酵素生産棟を建設いたしました。生産能力は、従来の補酵素生産棟(大阪府吹田市)の約1.4倍ですが、将来的には更に増強可能なスペースも確保しております。

これを契機として、補酵素事業のさらなる強化、拡大を図ってまいります。

<補酵素棟建設の計画概要>

1.建設地 滋賀県長浜市
2.延床面積 1,244m2
3.着工 2012年3月
4.稼働 2012年12月
5.総工費 約5億円

補酵素生産棟