「食べ物を食べなかったら、人間って、どうなっちゃうのかな?」
生地を発酵させている時間を利用して、食事の大切さや栄養バランスについてのお話がありました。これは、小麦粉やパンに限らず、食生活について子どもたちにも考えてもらおうと、今年から新たに始まった「食育」の試みです。
さてさて、巨大にふくれあがった生地に驚いたあとは、お待ちかねの成形タイム。
「ママ〜、このくま、鼻がおっきすぎだよー」
「そうね、コアラみたい」
「コアラ〜? ま、いっか」
タコさん、カニさん、女の子‥‥自分のこねた小麦粉生地が、いろんな形になっていくのはやはり楽しいもの。デコレーションにも思わず力が入ります。
「ねえ、口は何色にする?」
どんどんふくらんでいく生地に苦戦しながらも、ちっちゃな芸術家たちは思い思いにパンを形づくっていきました。香ばしいかおりが立ちこめるなか、焼け上がるまでの12、3分が待ち遠しかったけれど、自分のパンと出会ったときはもちろん、親子ともども満面の笑み。
「帰ったら、おねえちゃんにもつくってあげようね」
焼きたてのアツアツをほおばったら、残りは大切に袋につめて、親子なかよく会場を後にしました。
(2007年7月31日、ベターホーム協会渋谷教室)
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