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社会・環境レポート
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第三者意見/第三者意見を受けて
社会・環境レポート2007

社長メッセージ

株式会社日清製粉グループ本社 代表取締役 取締役社長 長谷川浩嗣「食を次世代に手渡していくために」

大地の恵みを享受する食品企業として

文明が豊かになるほどエネルギーも大量に消費され、地球環境に大きな負荷を与えます。そのような中で私たちは、人類の財産である地球をよい状態のままで、次の世代に渡していかなければなりません。当社は大地の恵みを享受する食品企業として、気候変動による影響を受けています。ですから、CO2を削減して地球温暖化を防ぐために何ができるかを考えて、実行していく必要があります。
また、近年では今まで主食として食べられていた穀物が、家畜の飼料やエネルギーにも利用されるようになり、消費量が急激に増加しています。そこで、限られた資源を有効に活用するための技術開発を行い、環境保全に努め、私たちが果たすべき役割を考えながら、取り組んでいかなければなりません。
一方、ビジネス社会ではCO2を削減するために、クールビズや冷房の設定温度を上げるといった取り組みが盛んです。こうした活動は家庭の中でも実践されるべきであり、当社グループの社員は、それを率先して行っていきます。

「信を万事の本と為す」の理念を実践

当社は、1900年の創業当時から「信を万事の本と為す(信為萬事本)」を理念に掲げ、企業の社会的責任を意識した企業活動を行ってきました。世の中の人たちから信頼・信用をいただき、その信頼に応えることで、企業は存続し、発展していく。それを自然にやれるということが、企業にとって一番大事なことなのです。この「信頼に応える」ということにおいては、当社が安定的に成長することにより、企業活動を通じて社会に貢献する、責任を果たしていくということがあります。もう一方で、地球温暖化や飢餓といった社会的な課題に対しても、何らかの貢献をしていきたいと考えています。
そこで当社では、世界の飢餓と貧困の撲滅に取り組むWFP(World Food Programme 国連世界食糧計画)の活動に賛同し、2005年9月に社内にWFP推進組織事務局を設置、支援活動をスタートさせました。活動の推進にあたっては、社員が自主的に参加し、その活動を会社が後押しすることで、社員一人ひとりの意識が高まり、継続的な活動につながっています。

こうした社会的な活動は、食品企業としての企業活動と表裏一体を成しています。食品を扱うということは、お客さまの命をお預かりしているということですから、お客さまから信頼・信用していただくことが不可欠です。そのため、ものづくりという側面からも、社会に責任を果たしていくことが求められます。
そこで私たちは、お客さま視点に立った品質保証という考えに立ち、高品質で安全な製品をお届けすることで、お客さまからの信頼に応えています。この姿勢は、原料調達から製造、販売まで、当社製品のライフサイクルすべてにおいて徹底されており、こうした努力の積み上げがあるからこそ、自信を持って当社の製品をお客さまに勧められるのです。

変えていくもの、守り通していくもの

会社と社員はパートナーとして成長していき、楽しい生活が送れるようになれば一番いい。ただし、これだけ変化が激しい時代ですから、真の力もつけていく必要があります。オンザジョブでの研修や、社外の研修会への参加など積極的に勉強をしてもらうようにしています。
もう一方で、食は女性とのかかわりが圧倒的に深いものですから、今後の日清製粉グループの発展には女性の力が欠かせません。もっと女性に活躍していただけるような会社に変えていきたいと考えています。たとえば、総合職系の女性比率向上、さらに毎年30%の女性採用を目標としています。また、人事制度も改革して、結婚後に出産されてもそのまま勤めていただけるよう、子育て支援や再就職制度も検討しています。

これからの時代は、企業はただ存在するのではなく、継続的に発展しながら社会へ貢献していかなければなりません。これは経営環境が大きく変わるということ。たとえば、地球温暖化といった企業活動に影響を与える課題や、飢餓や貧困などの社会的課題に、もっと積極的に、臨機応変に対応していくことが求められます。
そのための指針となるものが、当社には理念としてしっかりあるので、それを基本に前に進んでいく所存です。

 

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