


ピッツェリアでは、基本的に1人1枚ピッツァを注文し、全部自分で食べます。複数で訪れても、決してシェアしたりしないのです。日本では、各自小皿をもらって皆で分け合うのが普通ですが、イタリア人的には、まさに「あり得ない」といったところ。

奥様のエリアーナさんと共に
ピッツァを楽しむ渡辺シェフ |
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おいしいラーメン屋で、スープを最後の一滴までを味わうように、ピッツェリアに行ったら、その店のピッツァに真剣に取り組んでください!
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| ナポリピッツァの醍醐味は生地のおいしさにあります。コルニチョーネ(=額縁)と呼ばれるフチの部分はふっくら&もちもちで、粉の風味と味わいがギュッと詰まっているので、絶対に残すことなかれ! ひらめの縁側と同じく、フチも残さず食べるのが「通」なのです。 |
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本場ナポリのピッツァ |


ピッツァはもともと庶民の食べ物なので、それだけでお腹いっぱいになる、1品完結料理。
だから、ナポリのピッツェリアにはアンティパスト(前菜)はおろか、コーヒーすら置いていないところも多い。

| しかし、ナポリのピッツェリアならではのサイドメニューがあるのです。そのほとんどはちょっとしたフライの類で、私たちがラーメンの前にギョーザをつまむような感覚に近いと思います。 |
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ナポリ最古の
ピッツェリアとして有名な
ポルタルバ |
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| 薪窯から出たての熱々ピッツァを手で食べるのは大変ですから、ナイフとフォークを使ったほうが無難。ある程度、粗熱がとれてきたら手を使うのもOKなのですが、個人的にはナイフとフォークを使って小さく切るか、食べやすい大きさに丸めて口に入れるのがエレガントだと思います。イタリアでは、店で着席した場合、ナイフとフォークでピッツァを食べる人が圧倒的に多い。イタリア人は人目を気にするというか、「ええ格好しぃ」なんですよ。 |
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真のナポリピッツァ協会副会長
レッロ・スラーチェ氏の 店
マットッツィの窯 |



店頭売りのピッツァ |
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店先で売っている立ち食い用ピッツァは小さめとはいえ、歩きながら円形にかぶりつくわけにいかないので、あらかじめ4つに折って紙に包んで渡してくれます。すぐに食べるものだから、袋には入れてくれません。 |
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| 熱々を家までテイクアウトしたい場合は、店内で出しているメニューから選んで、その場で焼いてもらい、専用の箱に入れてもらいます。 |
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テイクアウト用の箱 |


ピッツァのおいしさの寿命が短いことを知っているナポリっ子は、焼きたてのピッツァが運ばれたら、脇目もふらずに食べます。
彼らにとって、ピッツァは熱いうちに食べることが第1の信条なのです。熱々のピッツァを味わうためにも、先に全部カットするのはご法度。食べる分だけをその都度切るのが鉄則です。 |
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ナポリ市内にある
トラディショナルな店
アンティーカ・ピッツェリア・
ダ・ミケーレ |
ただ、昔に比べて、最近のピッツァはお皿が見えないほど大きいものが多くなり、最後のほうは熱々というわけにいかないと、真のピッツァグルメは嘆いているとか。この悩みの解決策は、小さいピッツァを2枚頼むこと。1枚食べ終えた時点で、次のピッツァが出てくるように注文すれば、最後まで熱々を楽しめます。しかも、お好みなら、2種類のピッツァが味わえて、一石二鳥! |