| 渡辺: |
この対談ページを読んでいる方々に向けて、家庭でイタリア料理を作るときのアドバイスなどありますでしょうか。 |
| 片岡: |
はい。まず言えるのは、イタリア料理というのはとても簡単だということです。
冷蔵庫に食材が余っていたら、それがたまねぎでも、にんじんでも、かぼちゃでも、ピーマンでも、何でもできるんです。手間なんていりません。
たとえばパスタは、にんにく、オリーブオイル、鷹の爪があれば、それでできちゃう。その中にキャベツを入れればキャベツのパスタになるし、たまねぎを入れればたまねぎのパスタになるわけです。
中華料理でラーメンを作ろうとすると、そうはいきません。まずスープをとるだけでもすごく時間がかかって、それに何を合わせて何を入れてといっても家庭ではできないですよ。
でもイタリア料理は、プロの味が5分間でできる。これがイタリア料理の特長なんです。
だから、皆さんぜひご家庭でもっとイタリア料理を作っていただきたいですね。
イタリア料理ってとても簡単だし、とてもヘルシーなんです。 |
| 渡辺: |
これを揃えておくとイタリア料理が作りやすいという調味料や食材はありますか? |
| 片岡: |
いちばんはオリーブオイルですね。そして、にんにく、鷹の爪、パセリ。これだけあれば基本的にはOKだと思います。
さらに揃えるとすれば、アンチョビ、ケッパーといった保存食でしょうか。 |
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| 渡辺: |
置いておいても腐らないし、常備しておくといいですよ、ということですね。トマトの缶詰とか。 |
| 片岡: |
そうですね。そうやってストックしておくと、もう何でもできちゃう。これがイタリア料理の良いところです。 |
| 渡辺: |
冷蔵庫に何か余ってて処分したいなと思ったら、それを今のこの材料とパパッと合わせればパスタができちゃうということですね。 |
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| 片岡: |
そうです。だからイタリア料理は家庭でできる料理であり、だからイタリア料理は家庭料理が美味しいんです。
どうしてイタリア人はおもてなしをするときに自分の家に人を呼ぶのか、わかりますか?
…それは、まず家が広いから(笑)。
そして、料理が簡単にできる。しかも自分の表現ができるからです。
各家庭それぞれに“マンマの味=おふくろの味”があって、自分の思い通りに料理していいし、細かいことにこだわる必要なんて全然ない。自由なんですよ。そこにイタリア料理の良さがあるんです。自分を表現する、個性の料理なんですね。 |
| 渡辺: |
なにもレシピ本に書いてある通りに作る必要なんてないんですよね。 |
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| 片岡: |
そう、全然ない。私が私の本の中で言っていることはあくまでも参考にしてもらえばいいわけで、あとは自分の世界を築いてくれればいいわけです。 |
| 渡辺: |
片岡さんは本でこう言っているけど、私は最後にこうやりたいということがあったら、どんどんやればいい。そうすると自分の料理になるということですね。 |
| 片岡: |
そうです。それを人が評価するかしないかは別問題で、それを楽しむことが大切。料理ってそういうものだと思います。 |