| 渡辺: |
パスタ以外で家庭で簡単にできるイタリア料理というと? |
| 日高: |
やっぱり野菜を使った料理でしょうね。
たとえば野菜をただ茹でて、塩とオリーブオイルで味つけするだけでもいいんですよ。これ、日本のご家庭ではなかなかやらないんじゃないですか? 基本中の基本なんですけど。 |
| 渡辺: |
確かに「焼く」より「煮る」より何よりも「茹でる」というのはいちばん料理の基本ですよね。 |
| 日高: |
あとはスープや煮込み。
スープというと、日本ではブイヨンキューブを入れないとスープにならないというような感覚があるみたいですけど、ただ野菜を煮込むだけでも十分美味しいんですよね。
玉ねぎのように炒めると甘味が出るようなものはちょっと炒めて、あとは適当な野菜を組み合わせて煮込むだけ。塩・こしょうで味を調えればそれだけで美味しいスープになります。 |
| 渡辺: |
日本だと野菜は炒めることの方が多いですが、イタリアの場合はミネストローネみたいに煮込むことが多いですよね。 |
| ----- イタリア料理を作るのにこれだけは必要という調味料や食材はありますか? |
| 日高: |
やっぱりオリーブオイルと塩でしょうかね。 |
| 渡辺: |
オリーブオイルというのは油ではあるんですけど、同時に調味料でもあるんですよね、イタリアでは。
私は思うんですけど、イタリア料理っていろんな調味料を加えてスパイシーに仕上げるような料理じゃないんですよね。基本的には塩と油だけ。こしょうだって使う人は使いますが、使わなくても十分料理になってしまうものだと思うんです。魚なんてこしょう振らなくても本来塩だけで美味しいわけですから。 |
| 日高: |
イタリアに行く度にそういうシンプルな料理を食べて「あぁ、こんなのがあったなぁ!」って思うんですけど、なぜか日本に戻ると忘れてしまうというか、なかなか真似できないんですよね。まぁ、レストランではなかなか出しにくい料理だというのはあるんでしょうけれど。
でもそういうシンプルな料理って、家庭料理にはぴったりだと思います。イタリア料理というのは本当に庶民的な家庭料理がベースなんだということでしょうね。 |