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おやき
おやき
写真提供:長野県東京観光情報センター
誰もが知っている信州の郷土料理と言えば「おやき」。小麦粉に水を加えてねった生地に、土地の野菜など、思い思いのあんをたっぷり包んで、焼いたり蒸したりしたものです。生地にはそば粉を混ぜることもあり、山間部が多く寒冷なため米の収穫量が少なかった信州ならではの、小麦粉やそば粉を使った粉料理です。
むかしは囲炉裏端の灰の中に埋めて、こんがりと焼きあげ、食べない分は端っこに置いておいて、小腹がすいたら掘り起こして食べたりしたそうです。主食に、副食に、間食に、またお盆などの行事で食べられますが、今では家庭でつくられることは少なくなったようです。その代わり、信州で売られているおやきのあんのバリエーション豊富なこと。定番の野沢菜や切干大根のほかに、カボチャ、ナス、おから、アズキあん、キムチ、エビやホタテのような海産物、特産品のリンゴ、チーズなどなど、枚挙にいとまがないほどです。野菜あんは炒めて包むことが多く、ゴマ味噌などの味付けはなかなか野趣あふれるもの。できたてのカリッとした食感、香ばしさ、そしてあんのふっくら感がおやきの持ち味。おみやげなど冷たいものは、食べる前にレンジにかけるかオーブンで軽く焼いて(手間をかけるならその両方をして)、アツアツをいただきましょう。
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