関東
耳うどん
耳うどん
  写真提供:佐野市観光協会
「耳うどん」とは、なんとも奇抜なネーミングのうどんですが、その正体は、小麦粉生地をうすく延ばして長方形に切り、指でひねって耳の形に成形したうどんのこと。栃木県葛生町を発祥とする麺料理で、「佐野ラーメン」で有名な佐野市の名物となっています。麺線状ではないため、うどんというよりは、ワンタンといった感じですが、なぜ「耳」なのでしょうか?
この「耳」は、人間の耳ではなく、鬼の耳に見立てたもので、正月三が日にこれを食べれば、その1年間を無病息災で過ごせるという言い伝えなのだそうです。また、耳を食べることで悪口が聞こえなくなり、ご近所と円満にいくという説もあるとか。しょう油仕立ての汁には、鶏肉や卵、たっぷりの野菜を入れることが多いようです。さながらお餅の代わりに耳うどんが入った雑煮のようで、ハレの日の食事にふさわしい郷土料理と言えるでしょう。
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