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「シュウマイ」の本場はもちろん中国。北京など北部では「焼売」、上海など南部では「焼麦」と表記します。シュウマイが日本に伝えられたのは定かではありません。室町時代以降という説もあるようですが、一般に食べられるようになったのはずっと時代をくだって、長崎や横浜の中華街で供されるようになってからと思われます。
さらに全国にその名が知られるようになったのはもっと後で、横浜の有名店が1950年、横浜駅のホームに中国風の赤いドレスを着た女性を登場させ、シュウマイを売り出したことに始まります。タスキをかけ、シュウマイの入ったカゴを下げた女性たちの姿は、連日のようにメディアを賑わせます。やがて、このシュウマイを売る女性がヒロインとなる小説が新聞に連載され(獅子文六「やっさもっさ」)、後に映画化されるにいたって、シュウマイは「横浜名物」としての地位を一気に確立することになったようです。
小麦粉を主体とした四角い薄皮に、豚の挽き肉や野菜、好みによってエビ、カニなどを加えた餡を包み、蒸籠で蒸し上げてつくるシュウマイ。できたてのアツアツがいちばんですけど、電車に揺られながらほおばる、冷めたシュウマイというのもなかなかオツなものです。 |
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