四国
讃岐うどん
讃岐うどん
写真提供:香川県物産協会
朝もうどん、お昼もうどん、晩もうどん、おやつもうどん‥‥讃岐うどんほど、市民に愛され、生活に密着した食べ物は他にないのではないでしょうか。実際、生麺、乾麺、ゆで麺とも、最も生産量が多いのは香川県で、また食べる量についても、香川県民のうち約半数は月に10回以上うどんを食べていると言いますし、男性ならいちどきに2玉たいらげるのはふつうのことです。
そんな讃岐うどんの醍醐味は、しなやかで弾力があり、強力なコシをもつあの手打ち麺に尽きるでしょう。小麦粉と塩水をこねて生地がまとまったら一度熟成させるのが、通常のうどんづくりと異なるところ。その後、足踏みを繰り返して生地を鍛え、コシのある麺に仕上げていきます。麺こそが至上の讃岐うどんは「かけ」や「ぶっかけ」「釜揚げ」など、シンプルなメニューに人気があり、ツウになるとかむのもほどほどに麺を飲み込み、のどごしを楽しみます。
香川では、テーブルに座って注文したらうどんが出てくる通常の店舗の他に、どんぶりにうどん玉を受け取ったら自分で汁を注ぐようなセルフサービスのお店が数多くあります。中には、客が自ら裏の畑からネギを切ってきて薬味にするようなお店もあるとか。また、卸しの製麺所がその片隅でうどんを食べさせてくれるサービスもあり、いずれも、驚くほど価格が安いのが魅力です。1995年頃から讃岐うどんブームが巻き起こり、香川のうどん店巡りをする旅行者が増えていますが、これも讃岐うどんの奥深さ、そして飾らない魅力のなせるわざなのでしょう。
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