東北
喜多方ラーメン
喜多方ラーメン
およそ2,600棟もの蔵があり「東北の倉敷」とも称される福島県喜多方市のもうひとつの名物と言えば「喜多方ラーメン」。人口5万5,000人ほどの喜多方市には、120軒を超えるラーメン店が味を競い合っています。人口比率からすると、喜多方はもっともラーメン店密度が高い町だということです。
喜多方ラーメンの歴史は意外と古く、大正末期から昭和初期にさかのぼり、その頃に登場した屋台ラーメンがそのルーツといいます。その後、ご当地ラーメンとして全国に名をとどろかせるようになったのは、1980年代のこと。テレビ放映や地域のPR活動のおかげもあって、今では「札幌ラーメン」「博多ラーメン」とともに、日本三大ラーメンのひとつに数えられることも多くなっています。
喜多方ラーメンの特長は、熟成多加水麺。つまり、水分を多く含ませ、じっくりと長時間寝かせることで、独特のコシと縮れを生みます。極太の平打ち麺ですが、この縮れにスープがよくからみます。具は、チャーシューやネギ、メンマとシンプルですが、チャーシューはボリュームたっぷりのお店が多いようです。スープは、豚骨(鶏ガラ、煮干しなどの海産物)をベースとしたしょうゆ味が基本で、博多の豚骨や札幌の味噌のようなインパクトはありませんが、そのぶん、飽きのこない旨さと懐かしさがあり、学校給食にも採り入れられているとおり、地元の人々に愛されています。
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