アメリカにはいまでも学校で子供たちに教えられている「パピエ・マシェ」という工作がある。日本でいえば、さしずめ紙張り子というところだが、この工作の接着剤として使われるのが小麦粉。
新聞紙を短ざく状にちぎり、小麦粉を溶いた水の中に浸しては、しんになる型の上に重ね張りしていく。これでかなり丈夫なお面や張り子ができあがる。
アメリカの子供たちは、ハローウィンのお面を、母親といっしょに、このパピエ・マシェでつくる。最近は市販のお面を買うことが多くなったというのは残念だ。
ところで小麦粉を使った接着剤は日本にもある。「麦漆(むぎうるし)」といわれるもので、小麦粉を生漆に混ぜたもの。昔から陶磁器その他のこわれ者を接着する糊(のり)として最も強力なものとされてきた。現代の瞬間接着剤などにも負けない小麦粉強力糊。 |
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