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ソバと麦の切っても切れない関係
ソバと麦の切っても切れない関係について。

その1:まず、そば切り。
江戸時代初期に、小麦粉をつなぎにしてそば粉を練って切る、という食べ方が始まった。これが現在のそばのことで、小麦粉2割にそば粉8割が標準割合。それで「二八そば」という呼び方も生まれた。「三七に打ってくれ」などと注文する客もいた、などと昔の本には出てくるが、ともかく、小麦粉とそば粉、この2つの粉の出会いが今日のそばの成立条件だった。

その2:漢字でソバは「蕎麦」と書く。
イネ科ではなくタデ科のソバにはなぜ「麦」の字が?実が黒いからクロムギと呼んだとか(『倭名抄』では「久呂無木」)、実に角があるのでソバ(稜)ムギといったとか、なかには麦のそばに植えたからソバムギだ、麦の次にうまいからソバムギだなどと、珍説も含めて答えはいろいろ。いずれにせよ、昔の人には、麦もそばも同一視する見方があったのではなかろうか。日本だけではない。ソバは朝鮮では「木麦」、中国では「蕎」のほかに「蕎麦」「烏麦」「花麦」。さらに、である。英語でソバは「ブナ小麦(buckwheat)」、フランス語でも「黒い小麦(ble noire)」。なぜかソバと小麦は深い仲なのである。

その3:これはジョークのつもりで
麦とそばの両方をよみ込んだ古川柳がある。

 麦畑そば切色をまくりあい

若いふたりが麦畑でランデブー中。野良着はそば切り色で、地味にくすんだ感じ、それをまくりあって何をしているのか、伸びた麦に隠れてよくは見えないのだが、ご想像を。
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