ドイツの主婦たちが何カ月も前からラム酒に漬けて仕込んでおいたレーズンやオレンジをたっぷり使い、クリスマスの1カ月前には焼きあげてしまうシュトレンは、俗にクリストシュトレンと呼ばれるように、クリスマスになくてはならないパン、というかケーキというか。日もちがいいというよりは、ひと月目ぐらいがいちばんのご賞味期間というところが特色だ。
楕円形にのばしたパン生地を2つ折りするのだが、その際、合わせ目をキチンとそろえるのではなく、少しずらしておく。行儀の悪いふとんのたたみ方のようだが、この合わせ目を上にして焼きあがった形が、幼いイエスの揺りかごに似ている─という説と、できあがったシュトレンに白い粉砂糖を全面的にふりかける、それがキリスト降誕の日の雪のようだ、という説がある。 |
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