日清製粉グループ 連結決算

[平成17年3月期連結決算]

=経常利益は2年連続で過去最高を更新、当期純利益も過去最高を達成。=
  株式会社日清製粉グループ本社(社長 長谷川 浩嗣)の平成17年3月期連結決算は、コエンザイムQ10の国内出荷が好調であった健康食品事業、受注が高水準で推移したエンジニアリング事業が大きく業績を向上させたのに加え、主力の製粉事業、加工食品事業を始めとする各事業においても、販促活動や新チャネル開拓を積極的に進めて出荷伸長を図るとともに、引き続きコスト削減を実現し、4ヵ年のコストダウンプログラムを達成いたしました。
  その結果、売上高は一昨年10月に配合飼料事業を持分法適用会社に移行させた影響により、4,162億22百万円(前期比4.1%減)と減収となりましたが、経常利益は配合飼料事業や事業税の会計処理の変更による影響等を吸収し251億20百万円(前期比9.7%増)と2年連続で過去最高を更新し、当期純利益も135億97百万円(前期比17.5%増)と過去最高となりました。これによりまして、平成17年3月期を最終年度とします第一次中期経営計画につきましては、その収益目標を大きく上回る業績を達成いたしました。

[積極的な利益還元]

=3円増配。3年連続の増配と株式の分割を実施=
  上記業績を踏まえ、株主の皆様への一層の利益還元として、期末配当を1株当たり3円増配し、8.5円とする3期連続の増配案を定時株主総会に付議し、年間配当を14円とさせていただくとともに、平成17年11月18日付をもって普通株式1株を1.1株に分割させていただきます。
  当社は今後も成長機会に対する戦略的な投資への重点配分を行い、将来の企業価値を高めていくと同時に、株主の皆様への利益還元も機動的に行ってまいります。
  なお、株式の流動性向上、個人投資家層の拡大を図るため、1単元の株式数を平成17年10月3日付をもって1,000株から500株に引き下げることも合わせて決定しております。

[平成18年3月期通期連結業績予想]

=売上高過去最高、経常利益3年連続過去最高を更新の見込み。=
  平成18年3月期においては、引き続き主要製品の拡販と市場ニーズに合致した次世代型新製品の開発・投入に一層注力するとともに、各バリューチェーンにおいて新たな視点で仕組みを見直して生産性や効率の向上を図り、企業価値の極大化を目指していきます。
  連結業績予想におきまして、売上高は4,350億円(前期比4.5%増)と過去最高を更新する見込みです。収益面では、経常利益は255億円(前期比1.5%増)と3年連続で過去最高を更新する見込みです。なお、当期純利益は前期にIT投資減税を計上した影響により、133億円(前期比2.2%減)と減益となる見込みです。

以上