蛸を食べて元気に夏を迎えよう! コナモンライブラリ

蛸を食べて元気に夏を迎えよう!

Vol.6

たこはんげしょう「蛸半夏生」のすすめ

半夏生(2018年は7月2日)をご存じでしょうか?
昔からこの日にタコを食べる習慣もあります。
なぜ初夏にタコを食べるといいのでしょう?
“「蛸」半夏生のススメ”についてお話ししていきます

半夏生とタコ

「半夏生(はんげしょう)」は、節分、彼岸、入梅、土用などと同じく、特別な暦日である<雑節>のひとつ。今年2018年は7月2日が半夏生に当たります。

「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるのが好ましいとされるのが、田植え。ゆえにみんなで旬のおいしいタコを食べて、その労をねぎらう慣習が昔からありました。また稲の根がタコの足のごとく四方八方にしっかり根付きますように、稲穂がタコの足の吸盤のように立派に実りますようにという願いも、この食習慣に込められています。

タコの入った「明石焼」(地元では玉子焼と呼ばれる)は、明石が育んだ食文化

明石ダコで有名な播磨灘から大阪湾にかけての海は、タコのエサになる海老や貝類が豊富、また砂地で潮の流れも速いため、タコはしっかり踏ん張って生息しなければなりません。この環境が、身の引き締まったおいしいタコを育むといわれます。一説によると、大阪湾では縄文時代から蛸壺漁をしていたとか。関西では何千年にもわたって、タコを食べる食文化が醸成されたといえます。

タコの入った「明石焼」(地元では玉子焼と呼ばれる)は、
明石が育んだ食文化

タコの食べ方は無限大

タコの唐揚げ。サクッとプリッと、クセになる食感がたまりません

マダコ、イイダコ、テナガダコ、ミズダコなど。食用のタコの種類は収穫される季節やエリアによって異なります。一番多く出回っているのが、マダコ。瀬戸内海や大阪湾でも、マダコ、イイダコ、テナガダコが水揚げされます。

お刺身、タコぶつ、タコの天ぷら、タコめし、酢の物、タコにぎり、タコの煮物、足のおでんなど……。タコの食感を生かしたメニューはたくさんあれど、「毛馬(けま)きゅうり」という大阪の伝統野菜と合わせた酢の物は、上品な黄緑色の毛馬きゅうりと小豆色のタコの彩りが美しく、食感も爽やか。初夏を彩る一品として、江戸時代には食されていたと伝えられています。

タコたっぷりやきそば。タウリン豊富なタコ焼きそばで、体も心もリフレッシュ!

タコは疲労回復に効果的なタウリンが豊富で脂質が少なく、たんぱく質もたっぷり。旨みのもとであるアスパラギン酸やグルタミン酸など、アミノ酸を豊富に含んでいるため、昔の漁師さんは、ゆでたものをそのままかぶりついて食べたといわれています。船上で食するタコは、きっと海で働く人たちの大きな活力となったことでしょう。

タコたっぷりやきそば。

タウリン豊富なタコ焼きそばで、体も心もリフレッシュ!

「蛸半夏生」を日本の文化に

2017年春、大阪の食文化再発見として、日本コナモン協会が大阪・ミナミの皆さんに呼びかけ「蛸半夏生キャンペーン」を初開催しました。

  • 2018年「蛸半夏生キャンペーン」のポスター
  • 今年、2018年も規模を拡大して実施します。関西中心に200店舗の飲食店でタコメニューを販売。またスーパーマーケットでもタコを使った惣菜などを販売、鮮魚コーナーでも大体的にタコを販売するなど、さまざまな方法でタコのおいしさを伝える商品展開をしていただく予定です。

    また家庭での“たこパ”もタコのおいしさに触れるよい機会。タコを使ったコナモンメニューで、おいしく楽しく食卓を囲んでください。

    加えて日本コナモン協会では、「半夏生」という文字にの前に「蛸」をつけて<蛸半夏生>とし、節分に恵方巻きを食べるのと同じように、“初夏に蛸を食べる”文化を継承していきたいと考えています。

    今年は3代目コナモン大使に就任した、コナモンボーイの近藤利樹くんが、蛸半夏生キャンペーンテーマソング「タコなベイベー」をつくってくれました。

    近藤くんは2018年現在、大阪府枚方市出身の小学校6年生。天才ウクレレ少年としてデビューしたばかりで、今回、大役を果たすべくウクレレの軽快なリズムに乗せて、小学生ならではのハイトーンボイスで、“タコ”のおいしさや、“タコ”の食べ方を紹介してくれています。

    蛸半夏生キャンペーンテーマソング「タコなベイベー」

この食べることの大切さ、楽しさを感じられる曲が収録されたCDや、<蛸半夏生キャンペーン>のポスターも、関西のあちこちで目にすることができます。

たこ焼はもちろん、タコのお好み焼・焼きそば、タコの唐揚、タコ天うどんなど。7月2日にかけて、タコを使ったコナモンをたくさん食べて、蛸半夏生を盛り上げていきましょう。