それいけ!コナモン探検隊!

コナモンライブラリ

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コナモンとは?

「コナモン」は、粉でできた食べ物の総称。粉物(こなもの)、捏ね物(こねもの)に由来します。「コナモノ」は言いにくいため、粉の産地では、言いやすいよう「コナモン」と呼んできました。

さらに厳密に言えば、コナモンは穀類や豆類などの粉を使った食べ物をさします。関西でコナモンというと、うどん、お好み焼き、たこ焼きが代表的。しかし小麦粉消費量の多い長野県では、そば、おやき、にらせんべい、おしぼりうどん。群馬県なら、焼きまんじゅう、おきりこみ。青森、岩手エリアでは、せんべい汁、きんか餅など。各地の粉どころでは、昔ながらのコナモンがバリエーション豊かに存在します。

日本よりも早くコナモンが普及した海外からは、パスタなどの麺類、餃子、豚まん、パン、パスタ、ピッツァ、ナン、トルティーヤなどが伝わってきました。広義ではてんぷら、からあげ、とんかつも「揚げコナモン」として分類できます。鯛焼き、どら焼き、カステラ、ドーナツ、ホットケーキは、コナモンスイーツとも呼ばれています。

コナモンで豊かになった日本の食卓

このようにたくさんのコナモンが存在しますが、その多くで原料として使われるのが小麦粉。今では地元発祥のコナモンに加え、ラーメン、餃子、ピザ、パスタ、ハンバーガーなど、海外の料理もすっかり定着。また手打ちうどんや、たこパ(たこ焼きパーティ)など、集って手作りを味わうスタイルも人気です。

小麦は粉にすることで、ほかの粉と容易に混ぜることができるようになり、水やだしなどで混ぜ合わせて好きなかたちに成型することも可能。場合によっては発酵、熟成を経て、蒸し、茹で、焼き、揚げなど自由に加熱できます。コナモンの魅力は、美味しさの可能性を広げてくれるところにあります。

コナモンを広める「日本コナモン協会」

2003年5月7日=コナモンの日に、コナモン好きの皆さんと日本コナモン協会が設立されました。「コナモン」とカタカナにしたのは、子供から大人まで、ゲームキャラクターのようにみんなに愛されるアイドル的存在として、コナモンの食文化を普及、継承したかったからです。

コナモンという言葉も定着してきたので、現在は「コナモンはだしが命!」をテーマに、普及活動に努めています。

コナモンが、どうしてこんなに人気モンになったのか、その理由を歴史や食文化を紐解きながら、ご紹介していきたいと思います。

参考文献:熊谷真菜『粉もん 庶民の食文化』(朝日新聞社 2007年)

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日本コナモン協会会長 熊谷 真菜(くまがい まな)

一般社団法人 日本コナモン協会会長熊谷 真菜(くまがい まな)

一般社団法人 日本コナモン協会会長、食文化研究家。
1961年西宮市生まれ。立命館大学学位論文で「たこやき」、同志社大学修士論文で「代用食」をテーマにし、1993年に初の研究書『たこやき』(講談社文庫)でデビュー。2003年5月7日コナモンの日に日本コナモン協会を設立。10周年を機に、コナモンという言葉定着の次なるテーマとして「だしツッコミ!」を掲げ、400年かけて培われた旨みの技、粉もんはだしが命であること、大阪の食文化の奥深さを日本や海外のコナモン交流会、たこ焼、お好み焼教室で2万人あまりにご紹介。
道頓堀たこ焼連合会、大阪鉄板会議主宰、全日本・食学会理事。
主著は『「粉もん」庶民の食文化』(朝日新聞社)。TV,ラジオ出演多数。
http://konamon.com/