特別教室

第37回 親子手づくり動物パン サマースクールレポート

小麦のなかみってどうなってるの?

夏休みも半ばを過ぎたころ、東京銀座教室に16組32名の親子が集まりました。子どもたちは、手を洗ってエプロンをつけて、始まるのを待ちきれない様子。しばらくすると先生が登場し、元気よくあいさつします。
まず先生がみせてくれたのは、1本の小麦の穂(ほ)と小麦の中がわかる大きな絵です。「小麦のこの1粒は、表皮(ひょうひ)、胚乳(はいにゅう)、胚芽(はいが)大きくこの3つから成り立っていて、パンの材料となる小麦粉は、胚乳(はいにゅう)を細かくくだいたものなんですよ」そうなんだ!でも、ひょうひと、はいがはすてちゃうの?「いいえ、表皮(ひょうひ)は『ふすま』と呼ばれ、動物のえさなどになります。また、胚芽(はいが)は、一粒からはほんの少ししかとれないけれど、えいようがギュッとつまっているので、いろんな食品に変身します。なので、小麦にはすてられる部分はないんですよ」先生のお話に耳をかたむける子どもたち。小麦のしくみについてのお話のあと、小麦粉の種類について勉強しました。

パンを作るには何がひつようなの?

「じゃあ、みんなはパンがなにでできているか知ってるかな~?」先生がテーブルにいくつかの材料を並べました。「この中からえらんでみましょう。わかる人!」子どもたちが元気に手をあげました。「小麦粉!」「バター!」と次々に答えていきます。
「実はパンは、小麦粉、イースト、塩、水この4つがあればできるんです」えーっそれだけ?と子どもたちは不思議そう。「そう、パンを形作る小麦粉、パンをふわっとさせるイースト、パンの生地を引きしめる塩、そして生地をこねる時に必要な水、この4つです。よくおぼえておいてくださいね。」

さあいよいよ生地づくりだ!

小麦粉とパンについてしっかりお勉強したあとは、お待ちかねのパン作り!子どもたちはうまくできるかな、と少しきんちょうした様子。まずは先生がお手本を見せます。材料をまぜてあっという間に生地にまとめると、テーブルに「バン!バン!」とたたきつけていきます。「ネコの手のようにして生地を持ち上げてたたきつけると、生地が上手にできますよ。そして、生地をしばらくこねた後にバターを入れます。大人の方と協力しながらやりましょう」一通りの説明を聞いたあと、それぞれのテーブルにもどり、いよいよ生地づくりにチャレンジです!
先生はかんたんそうにやっていたけど、いざ自分でやってみると、生地が手にくっついてうまくまとまらないよ!どうして?こんなのでちゃんとできるのかなあ?と子どもたちはちょっとあわてた様子…
先生がみんなのテーブルをまわって、手伝ってくれるから大丈夫。生地をこねこねしているとだんだん形がまとまってきて、教室のあちこちから「バン!」「バン!」という音が聞こえてきました。子どもたちは生地をたたく作業にだんだんなれてきて、リズミカルにこねていきます。まるで本当のパン屋さんになったみたい!
こねていくと生地の表面がまあるくツルツルになってきた!そうしたら、生地をまるめてボウルに入れて、しばらくの間生地も子どもたちも休けいです。こねた生地をしっかり休ませることでふんわりしたパンができるんです。休けいしている間にどんな形のパンにするか、先生が作ったお手本を見ながら考えよう!

発酵完了!ついに動物パンの形づくりにちょうせん!

生地の入っているボウルをそっとのぞくと…あれっさっきより生地が大きくなってる!?そうです。生地の中のイーストが活発にはたらいて、パンをふんわりさせるガスをどんどん作り、生地をふくらませます。「じゃあ、指あなテストをしてみましょう。生地に指を入れてあなが小さくならなければ、発酵(はっこう)が終わった合図です」子どもたちは、生地の中にそーっと指を入れたとたん、ふわっとした生地の感しょくにびっくり!
発酵(はっこう)が終わったら、生地をいくつかに分けて、それぞれの生地を丸めて少し休ませてから、パンの形を作っていきます。「パンの生地は今も発酵(はっこう)を続けていてどんどんふくらむので、すばやく形を作っていきましょう」と先生。本当だ、生地にはだんりょくがあって、長細くしたり、平らにしたりするのに意外と力がいるんだね。
形ができたら、チョコ、レーズン、チェリーなどでかざりつけたり、ハサミを使ってもようを作ったり、子どもたちは集中して作っていきます。もっとたくさん作りたい!作るのになれてきたら、オリジナルの形にもちょうせんして、すてきな作品がたくさんできあがりました。

いっしょうけんめい作ったパンが完成!

天板にたくさんのパンをのせて、オーブンへ。わくわくしながら焼き上がるのを待ちます。「まだかなあ」「少し色がついてきた!」待つこと15分。オーブンからパンのいい匂いがしてきました。焼き上がったパンを見て、親子でおおはしゃぎ!食べるのがもったいないくらい上手にできました。「お店に並んでいる色んなパンも、パン屋さんが毎日心を込めて、一生けんめい作ってるんだな」と、自分たちの手で作ったあと、あらためてパンについて考える子もいました。
記念に写真をとったら、さっそく焼き立てのパンをひと口パクリ!外はカリッとして中はフワフワ!おいしい~!世界で一つしかないパン、おうちにも持って帰って、今日の出来事をお話ししながら家族みんなで食べましょう。今日は小麦を学び、楽しみ、おいしく味わった一日でした。最後に先生から「みなさん、本当に上手に作れましたね!動物パン、おうちでもぜひ作ってみてください」とお話がありました。は~い!今度はどんな形にちょうせんしようかな?子どもたちは、ワクワクしながらおみやげに入っていた小麦の穂(ほ)を片手に、うれしそうに帰って行きました。

SCHOOL MEMO

日清製粉グループでは食の楽しさを広める活動として毎年小学校が夏休みとなる期間に「親子手づくり動物パンサマースクール」を開催しております。

2017年は、7月21日から8月25日まで、銀座・渋谷・池袋・千葉・吉祥寺・横浜・大宮・柏・名古屋・梅田・難波 の11会場、合計12回の教室が開かれました。

37回目までの総参加者は18,400名を越えました。ご応募・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。