価値創造の歩み

事業を通じて社会に貢献

創業以来の価値観である社是と企業理念に基づく事業活動を通じて
常に社会課題と向き合い、多彩な価値を創造してきた日清製粉グループ。
2018年、長期ビジョンを策定し、更なる発展を目指しています。

高品質な小麦粉の
国産化と
安定供給
を目指して

日本では、まだ水車製粉が主流だった明治中期、機械製粉の将来性にいち早く着目した正田貞一郎は、
1900年に館林製粉株式会社を設立。欧米視察で学んだ知見を活かして化学実験室や臨海大型工場を建設し、
高品質な国産小麦粉の生産を開始しました。

  • ノウハウを欧米に学び
    機械製粉業を開始

    創業者である正田貞一郎は、機械製粉の先進技術や品質管理、経営手法を欧米に学び、日本での事業を開始。

  • 小麦粉の品質向上に向けて
    研究開発に注力

    小麦粉の品質向上と用途拡大に向けて研究開発に注力。また、製粉に関連する「イースト」「篩(ふるい)」の事業も開始。

食生活の改善・
向上と
豊かな
食文化の創造に貢献

終戦から4年という短期間ですべての工場の復興を実現すると、
小麦粉の更なる品質向上のため1957年の鶴見工場を皮切りに最新鋭設備を5年で全工場に完備。
さらに、高度経済成長期に差し掛る時局で、
主要食糧の供給を担う製粉事業を中核に時代の変化に即応して経営の多角化を推進しました。

  • 戦後復興に貢献し、パン食と
    小麦粉製品の普及を推進

    戦後は生産能力を早急に回復すべく24時間体制で工場を稼働し、その後、給食へのパン導入等や米国からの輸入食糧の陸揚げや発送にも対応し、食糧不足の緩和に貢献。

  • 「量」から「質」への
    ニーズ変化に対応

    品質への要求が高まるなか、技術・開発の要となる「中央研究所」を設立し、食のニーズに対応するさまざまな研究開発を推進。

多様化する
食ニーズに対応

ライフスタイルの変化に合わせた「時短調理」や「冷凍食品」等の新しい技術開発に挑戦するとともに、
エンジニアリング、中食・チルド事業等の事業の多角化を継続して推進。
さらに、経済のグローバル化を見据え、海外における生産拠点(タイ、カナダ)を新たに設置しました。

  • お客様との対話を重視し
    事業の多角化を推進

    食生活の洋風化・多様化が進むなか、お客様のニーズに応える新技術開発と事業の多角化を進め、総合食品企業へと進化。

  • 国際自由競争をにらみ
    海外市場の開拓に着手

    カナダ、タイ、米国に生産・販売拠点を設立し、海外ネットワークを拡充。

  • 技術・ノウハウを提供し、
    加工食品業界の発展と市場創造に貢献

    国内の製菓・製パン・製麺等の各加工食品業界のお客様に対して、小麦粉加工技術や特許技術の公開・提案等を行うことで、加工食品業界の発展や市場創造を多面的に支援。

豊かな食生活を
世界へ

更なる価値を創造すべく創業100周年を機に分社化し
お客様のニーズにスピーディに応える体制を強化。
さらにグローバル展開企業として目指す姿、長期ビジョン「NNI “Compass for the Future”」を策定。

  • 食のインフラカンパニーとして
    グローバル化を加速

    2012年に先進国最大の製粉市場である米国に進出して以来、原料小麦の産地国を中心に、グローバル展開を加速。グループのネットワークを活かし、積極的に事業を推進。

  • 新たな価値創造を目指して
    長期ビジョンを策定

    10年後、20年後の社会全体の構造変化を見据え、長期ビジョンを策定。食の多様化・欧米化が進むベトナムや、拡大するインドのベーカリー市場、北米のラーメン市場等、海外現地市場を積極的に開拓。

  • 事業ポートフォリオの
    強化を推進

    豪州トップの製粉会社アライド・ピナクル Pty Ltd.を買収し、総合中食サプライヤーのトオカツフーズを連結子会社化するなど、コア事業の収益基盤の強化と、成長ドライブ事業への重点的な投資を進め、長期ビジョンの実現に向けた施策を実行。