社長メッセージ

日清製粉グループは、健康で豊かな生活づくりへの貢献を通じ、持続可能な社会の実現を目指します 日清製粉グループ本社 取締役社長 瀧原 賢二

日清製粉グループは、「健康で豊かな生活づくりに貢献する」という企業理念のもと、様々な事業展開を通じてお客様に高品質な製品・サービスをお届けするとともに、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいりました。

近年、地球規模での気候変動、地政学的リスクも含めた事業環境等、我々を取り巻く様々な環境は非常に速いスピードで大きく変化しており、グローバルに展開する企業が果たすべき役割はますます重要となっています。そうした中、当社グループは変化を恐れず時代に適合していくため、中期経営計画2026において、「ESGを経営方針に取り込み、社会の動きに合わせて実行」することを基本方針の一つに掲げ、当社グループの「サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)」を中心に積極的に取組みを推進しています。

その中でも特に、世界の持続性に大きく関わるE(環境)を経営の最重要事項と位置づけ、様々な活動に取り組んでいます。具体的には、気候変動対策についてグループ自社拠点で2050年までにCO2排出量の実質ゼロを目指しており、2030年度までに2013年度比で50%削減に向けたロードマップを策定しました。太陽光発電設備導入の推進に加え、オフサイトによる再生可能エネルギー由来の電力の調達も進めています。
このように環境政策をはじめ、当社グループとして特定したサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)に取り組み、サステナブルな社会を実現していきたいと考えています。

また、サプライチェーンを含む各事業の人権デュー・ディリジェンスを進めており、特定した人権リスクの軽減・対処にさらに取り組んでまいります。

日清製粉グループは、すべての事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、それらの活動において新たな価値を創出することで社会に貢献していく循環を作り上げたいと考えております。これからも、企業理念である「健康で豊かな生活づくりに貢献する」ことの実践に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、ステークホルダーの皆様から支持され続ける企業グループを目指してまいります。

サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)とSDGs貢献分野

5つのサステナビリティ重要課題(マテリアリティ) SDGsへの貢献分野
安全で健康的な食の提供と責任ある消費者コミュニケーション SDGs3 すべての人に健康と福祉を
安定的かつ持続可能な原材料の調達推進 SDGs14 海の豊かさを守ろう、SDGs15 陸の豊かさも守ろう
食品廃棄物、容器包装廃棄物への対応 SDGs12 つくる責任、つかう責任
気候変動及び水問題への対応 SDGs13 気候変動に具体的な対策を、SDGs6 安全な水とトイレを世界中に
健全で働きがいのある労働環境の確保

SDGs8 働きがいも経済成長も、SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう