（株）日清製粉グループ本社（社長 正田 修）は、グループ傘下の日清フーズ（株）（社長 長谷川 浩嗣）と日清製粉（株）（社長 新倉 英隆）の三社共同で中国の青島地区にプレミックス工場の建設を決定しました。プレミックス業界では初の中国進出となります。
近年中国は安価かつ質の高い労働力と豊富な食品原材料を武器に日本向けの加工食品基地として目覚しい成長を遂げています。このような状況を背景に今般日清製粉グループは有力な冷凍 食品メーカーの多くが中国に進出していることに着目し、本プロジェクトを決定しました。
日本でのプレミックスのトップ企業として長年に亘り培ってきたプレミックスの製造・品質 管理ノウハウを最大限活用することにより、高品質のプレミックス供給を通じてお得意様のご要望に応えてまいります。
また、中国は巨大な人口に加え昨年秋にＷＴＯに加盟したことや、北京でのオリンピック開催が決定したことなどから今後著しい経済成長が期待される有望な市場と位置付けられています。
将来的には、都市部を中心とした経済成長やそれに伴う食料消費の高級化・多様化といった巨大な中国マーケットを睨みつつ、高品質の小麦粉や多様な加工食品など当社グループの強みを生かした事業展開も想定され、環太平洋エリアにおけるビジネスチャンスの拡大を視野に入れた海外事業戦略を推進してまいります。
記
（新会社の計画概要）
1.新会社名称： 青島日清製粉食品有限公司
2.所在地： 山東省青島市城陽区小北曲村
3.資本金： 2億円
（日清フーズ40％、日清製粉グループ本社40％、
日清製粉20％、）
4.董事長： 池田 和穂（日清フーズ（株）取締役）
5.総経理： 恩賀 力（日清フーズ（株）経営企画室）
6.工場稼動： 2002年秋頃
7.生産能力： 年間2,000トン