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  • 2002年5月15日 高い嗜好性と消化吸収性を実現した新しい乳牛用バイパス油脂オランダ プロビミ社の「ハイプロファット」を発売

高い嗜好性と消化吸収性を実現した新しい乳牛用バイパス油脂
オランダ プロビミ社の「ハイプロファット」を発売

 日清製粉グループの日清飼料株式会社(社長 福嶋 宣)は、オランダのプロビミ社からトリグリセライドタイプの乳牛用バイパス油脂「ハイプロファット」の優先販売権を取得し、本年6月1日より、販売開始いたします。「ハイプロファット」を配合飼料として日本で販売するのは、業界で初めてのこととなります。

バイパス油脂は、高エネルギーのサプリメント(補助飼料)で、乳牛の発育改善目的に幅広く使用されています。
 今回当社が発売する「ハイプロファット」は、植物性のパーム油を原料とするトリグリセライドタイプのバイパス油脂で、従来広く用いられていた脂肪酸カルシウム特有の石鹸臭がなく嗜好性に優れている他、粒子が細かいため、腸内で胆汁酸やリパーゼ(消化酵素)の作用を受けやすく、消化率が高いのが特長です。「ハイプロファット」は、飼料に配合して給餌すると、乳量の増加や乳脂生産性の向上に効果があり、夏など食欲のない時期にも乳量を維持することができます。

従来のバイパス油脂は、脂肪酸カルシウムや飽和脂肪酸を原料としているものが中心で、前者は「石鹸臭がある」・「嗜好性が悪い」、後者は「消化性が悪い」など、原料によってそれぞれ問題点がありました。そこで、当社では、従来品の問題点をクリアするプロビミ社の「ハイプロファット」に着目し、日本での優先販売権を取得いたしました。

■「ハイプロファット」概要
○商品名: 乳牛用バイパス油脂「ハイプロファット」
(粉末の補助飼料)
○原材料: パーム油
○製造元: プロビミ社(オランダ)
○販売元: 日清飼料株式会社
○包装: 25kg入り袋
○特長: ・石鹸臭がなく嗜好性に優れている
・粒子が細かく、消化吸収性が高い(消化率93%)
○初年度売上目標: 約2億円