(財)食生活研究会
平成13年度研究助成者決定

日清製粉(株){社長 正田 修}が社会貢献活動の一環として支援している(財)食生活研究会{理事長 藤巻正生}の平成13年度助成者が決定しました。
 この度決定した平成13年度の助成対象者は、医・薬学関係2名を含め自然科学関係11名、人文科学関係1名計12名で、昨年度より4名増加いたしました。

研究課題 研究者 所属
代替脂質への嗜好性賦与に関する生理学的研究 伏木 亨 京都大学大学院農学研究科教授
鶏肉のおいしさに関する研究-鶏肉呈味形成におけるペプチドの役割- 西村 敏英 広島大学生物生産学部教授
デンプンの老化に及ぼす磁場の影響 三浦 靖 岩手大学農学部農業生命科学科助教授
冷凍食品の示差走査熱測定 北村 進一 京都府立大学農学部講師
イタリアンハーブ類の糖質消化酵素阻害成分の探索と利用 葛西 隆則 北海道大学農学部生物機能化学科教授
貯蔵期間における凍結食品内部の氷結晶の形状
変化と成長に関する研究
高井 睦雄 東京水産大学水産学部食品生産学科教授
糖・タンパク質複合系の高圧力効果の研究 林 力丸 京都大学大学院農学科研究科教授
陸上競技長距離選手の持久的運動後のグルタミンペプチド摂取が血中グルタミン濃度および血液生化学的応答に及ぼす影響 澤木 啓祐
順天堂大学スポーツ健康科学部教授
小麦粉生地タンパク質の凍結変性の機序ならびにその防止に関する研究 高野 克巳 東京農業大学応用生物科学部
生物応用化学科教授
パンコムギのミトコンドリアゲノムの全構造の解明 常脇恒一郎 福井県立大学学長
アルツハイマー病アミロイドB蛋白の神経毒性に対する食品由来の抗酸化物質の効果 阿部 和穂 星薬科大学薬理学教室講師
中国における食生活の洋風化に関する研究 鈴木 宣弘 九州大学大学院農学研究院助教授

当財団は、昭和16年に「農産物に関する基礎的研究を奨励する」為に学界の権威の研究者と共に、日清製粉の拠出金100万円を基金として設立され、昭和28年に「国民の食生活の改善向上に寄与する」ことを目的に現在の「食生活研究会」と改称しました。
この財団の事業内容として研究助成』『講演会』『講演会記録の刊行』などの活動を行っています。特に『研究助成』については、最近10年間でみると約200人の研究者に助成をしており、その金額は約2億円になります。