日清製粉グループ 中間連結決算

上期業績を受けて通期業績予想を上方修正。経常利益は2年連続で過去最高を更新し、当期純利益も過去最高を達成の見込み。

[161期中間連結決算]

株式会社日清製粉グループ本社(社長 長谷川 浩嗣)の161期中間連結決算は、製粉事業、健康食品事業が業績を大きく向上させたのに加え、加工食品事業において次世代パスタ「アルデンティーノ」シリーズが好調に推移したのをはじめ、各事業において新製品や高付加価値製品を市場へ投入し、収益向上を実現するとともに、引き続きグループ全体でコストダウンに努めました。

その結果、売上高は昨年10月に配合飼料事業を持分法適用会社へ移行させた影響により、2,040億78百万円(前年同期比11.1%減)と減収となりましたが、経常利益は配合飼料事業や事業税の会計処理の変更による影響等を吸収し、109億13百万円(前年同期比0.6%増)と2年連続で過去最高となり、中間純利益も55億17百万円(前年同期比4.7%増)と増益となりました。

なお、配当につきましては、前期は2円増配し年間配当を11円とさせて頂きましたが、当中間期におきましては、中間配当として1株当たり1円増配し5.5円を実施させていただきます。

[161期通期連結業績予想]

161期通期連結業績予想におきましては、下期も各事業において新製品投入、及び販促活動や新チャネル開拓を積極的に進めて出荷伸張を図ると同時に、全ての領域にわたりローコスト・オペレーションを推進し、収益を大きく向上させてまいります。製粉事業においては平成20年春完成予定で東灘工場に2ラインの最新鋭製造設備の増設と神戸工場閉鎖を決定し、来たるべく小麦の自由化に備えるとともに、生産性の向上を着実に実行してまいります。また、食品事業においてもチルド帯ビジネスの成長を加速させるべく本年3月にイニシオフーズ(株)を設立し、幅広く出来立て惣菜を提供する事業を展開してまいります。この結果、経常利益、当期純利益とも5月公表の業績予想に対して上方修正を行っております。

売上高は配合飼料事業の持分法適用会社への移行の影響で4,220億円(前期比2.8%減)と減収となるものの、経常利益は事業税外形標準課税導入による5億円及び配合飼料事業の持分法適用会社への移行による5億円の減益要因を吸収した上で241億円(前期比5.3%増)、当期純利益は128億円(前期比10.6%増)とそれぞれ過去最高を更新し、3ヶ年の中期経営計画の収益目標を上回る見込みであります。