日清製粉グループ 第3四半期連結決算

第3四半期までの経常利益は183億7百万円(前年同期比3.6%増)と増益。

通期業績予想は、経常利益は2年連続で過去最高を更新、当期純利益も過去最高を更新の見込み。(公表予想通り)

株式会社日清製粉グループ本社(社長 長谷川浩嗣)の平成17年3月期第3四半期までの業績は、各事業において、新技術の導入による新製品の投入、新規市場の開拓、マーケットニーズを的確にとらえた施策を着実に進めると共に引き続きコスト削減に努め順調に推移しました。売上高は配合飼料事業を持分法適用会社へ移行させた影響により3,114億 99百万円(前年同期比6.8%減)と減収となりましたが、経常利益は183億7百万円(前年同期比3.6%増)、四半期純利益は97億90百万円(前年同期比9.6%増)と増益となりました。

主力の製粉事業は積極的な拡販施策による出荷伸長や、新製品投入などによる市場拡大策により業績は順調に推移いたしました。加工食品事業は次世代パスタ「アルデンティーノ」シリーズの好調、パスタ製品の全面リニューアル等が牽引して主要製品が出荷を伸ばし順調な業績をあげることが出来ました。また、健康食品事業においては、コエンザイムQ10の国内健康食品市場での認知度向上に伴い、素材・末端製品ともに大きく前年を上回り好調に推移し、収益向上に寄与しました。その他の事業につきましても、環境は厳しい状況にありましたが、概ね計画並みの業績となりました。

今後、各事業における次世代新製品・新ビジネスモデルの創出に引き続き努める中で、特に中食事業の中核を担う戦略会社イニシオフーズ(株)の事業展開に更に注力して参ります。

通期業績予想は、公表予想通りで、各事業において出荷伸張を図るとともに、引き続き各事業におけるコストダウンを実現してまいります。売上高は配合飼料事業の持分法適用会社への移行の影響で4,220億円(前期比2.8%減)と減収となるものの、経常利益は事業税外形標準課税導入による5億円及び配合飼料事業の持分法適用会社への移行による5億円の減益要因を吸収した上で241億円(前期比5.3%増)、当期純利益は128億円(前期比10.6%増)とそれぞれ過去最高を更新し、3ヵ年の中期経営計画の収益目標を上回る見込であります。