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  • 2006年11月13日 〜旬の味覚や郷土の名産をいかして!高校生が考えたオリジナルの小麦粉料理〜第37回全国高校生料理コンクールの受賞者決定11月12日(日)KKRホテル東京で表彰式

〜旬の味覚や郷土の名産をいかして!高校生が考えたオリジナルの小麦粉料理〜
第37回全国高校生料理コンクールの受賞者決定
11月12日(日)KKRホテル東京で表彰式

 全国の高校生が考えた身近な食材を生かした小麦粉料理のレシピを募集した、全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ)主催の「第37回FHJ-日清製粉グループ 全国高校生料理コンクール」で、3,959点の応募の中から、最優秀賞や優秀賞、アイデア賞など10作品が選出されました。最終審査では、書類選考を通過した12作品を実際に再現し、審査員の試食審査によって各賞を決定致しました。

氏名 県名 高校名 学年 性別 料理タイトル
最優秀賞 佐藤 瞳 宮城 第一女子 秋の仙台味噌モンブラン
優秀賞 及川 徳美
渡邉 未来
千葉 千葉女子 いもっきー
清水 万莉子 岐阜 吉城 飛騨山人流 どっこいしょみそ
天ぷら
日清製粉
グループ賞
海老 菜月 岐阜 東濃実業 和風枝豆マフィン
FHJ賞 伊東 知佳 岩手 藤沢 ほうれん草はっとうでラビオリ
★トロ〜リコンスープ
審査員特別賞 安藤 萌 岡山 津山東 これがミソ!黒ごまパスタグラタン
アイデア賞 氏原 美沙子 岐阜 大垣桜 シンデレラと食べたいかぼちゃのケーキ
三村 智恵 岡山 岡山南 太郎もビックリなもんじゃー!!
玉手箱
板垣 舞 愛知 豊橋南 しそニョッキの野菜スープ煮
福倉 臣紀 鹿児島 甲南 クリームチーズの黒巻


 今回のコンクールでは、「我が家のオリジナルを創ろう〜身近な食材と小麦粉を使った手づくりの一品〜」をテーマに公募したところ、お菓子に塩辛さが特徴の仙台味噌を使うという斬新なアイデアの「秋の仙台味噌モンブラン」、簡単調理でじゃがいもと小麦粉で出来た生地のモチモチとした食感が楽しめる「いもっきー」、枝豆をメインにおからと黒ごまを加え和風に仕上げた「和風枝豆マフィン」など、旬の味覚や身近にある食材を使って、高校生らしく創意工夫を凝らした新しい小麦粉料理のレシピが多数集まりました。
 この「全国高校生料理コンクール」は、FHJ主催・日清製粉グループ協賛で、年1回開催しており、今年で37回目を迎えます。今年は、グループでの応募も可能とした影響か応募数こそ昨年を下回ったものの、応募学校数が161校と昨年より22校増加し、応募地域も拡大し、同コンクールの認知が広まっていることが窺えます。男子の応募も全体の約2割の水準を維持しており、特に1年生では全体の32%と家庭科男女共修の成果が伺える結果となりました。

大半の高校生は、このコンクール応募のため、先生や学校の友人だけでなく、父母や祖父母に相談しながら作品に取り組んでいるケースが多く、料理を通した学校内・家庭内のコミュニケーションを図れる点や料理に対して新たな興味を抱かせる機会として、参加者や教育関係者等から大変好評を得ております。日清製粉グループは、社会貢献活動の一環として、同コンクールに毎年協賛しています。
 なお、本年11月12日(日)に、KKRホテル東京(千代田区)にて表彰式が行われ、最優秀賞・優秀賞・日清製粉グループ賞・FHJ賞・審査員特別賞を受賞した生徒と指導教諭が参加し、自慢の入賞メニューを紹介する予定です。

 

応募数: 3,959作品(応募学校数は161校)
※男女比は、男子18%、女子82%
審査員: 望月 昌代(文部科学省初等中等教育局参事官付 教科調査官)
田村 誠(財団法人ベターホーム協会理事長)
安原 安代(女子栄養大学栄養学部教授)
内田 文子(東京都立永山高等学校教諭)
宮内 泰高(株式会社日清製粉グループ本社 取締役総務本部長)
賞 :
最優秀賞(1名) 賞状・デジタルカメラ
優秀賞(2名) 賞状・デジタルオーディオプレーヤー
日清製粉グループ賞(1名) 賞状・パスタマシーンと小麦粉セット
FHJ賞(1名) 賞状・ベターホーム協会「お菓子作り道具セット」
審査員特別賞(1名) 賞状・「お料理の本セット」と
    「日清パスタギフトセット」
アイデア賞(4名) 賞状・ベターホーム協会「お料理の本3冊セット」
指導者奨励賞(10名) 図書券
学校賞(10校) 盾・日清製粉グループより「至福のナポリピッツァ」

表彰式: 2006年11月12日(日)午前10時〜
KKRホテル東京(千代田区大手町1-4-1) 朱鷺の間
主催: 全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ)協賛:日清製粉グループ


◆受賞生徒の取材に関するお問い合わせ先
全国高等学校家庭クラブ連盟 「全国高校生料理コンクール」担当:空
電話:03-3370-6321

 

◆各賞の講評

【最優秀賞】 宮城県第一女子高等学校 3年 佐藤 瞳さん
●秋の仙台味噌モンブラン
塩辛さが特徴の仙台味噌を使用し、甘味と辛味のバランスが絶妙のモンブランケーキに仕上げた。お菓子に味噌という斬新なアイデアや、くるみみそとりんごを加え味と食感にアクセントをつけた点、仕上げに紅葉をイメージした葉形のりんごの皮を飾るなどの工夫が、審査員の好評を得た。地元の食材を使い、創意工夫を凝らしたお菓子で、本コンクールのテーマである「身近な食材を使った」「我が家のオリジナル」に合致することから最優秀賞に選ばれた。審査員からは「高校生らしい工夫が随所に見られる。」や「このままケーキ店で売ってもいいくらいのクオリティ。」という評価も出るほど完成度の高い一品。

【優秀賞】 千葉県立千葉女子高等学校 3年 及川 徳美さん・渡邉 未来さん
●いもっきー
小麦粉とすりつぶしたじゃがいもを組み合わせてもちもちとした食感の生地を作り、ひき肉・玉ねぎ・チーズを包んだおやき。生地の小麦粉とじゃがいもの分量を何度も調整し、もちもちとした絶妙な食感を実現した。簡単調理で作りやすい点や、具材を変えることでさまざまなアレンジを楽しめる点が、「我が家のオリジナル」料理にふさわしいとして評価された。

【優秀賞】 岐阜県立吉城高等学校 3年 清水 万莉子さん
●飛騨山人流どっこいしょみそ天ぷら
祖母がよく作ってくれたという飛騨に伝わる山人(やまんど=山仕事をする人)料理で、赤味噌で下味をつけた天ぷら。赤味噌・飛騨ねぎという地元の食材を使い、地元に伝わる伝統料理を採用した点や、仕上げにしその葉・生姜・さんしょうの葉・唐辛子・大根などの薬味で味と見た目のアクセント加えた点が、審査員の好評を得た。

【日清製粉グループ賞】 岐阜県立東濃実業高等学校 3年 海老 菜月さん
●和風枝豆マフィン
枝豆をペースト状にしておから、黒ごまとともに生地に混ぜた和風のマフィン。おからを入れることでもっちりとした食感になり、黒ごまを加えることで香ばしく仕上げた。野菜嫌いの子供から高齢者まで、家族みんなでおいしく食べることが出来る点が評価された。

【FHJ賞】 岩手県立藤沢高等学校 3年 伊東 知佳さん
●ほうれん草とはっとうでラビオリ★トロ〜リコンスープ
地元の名物「はっとう」を洋風のラビオリにアレンジした一品。ほうれん草を混ぜたラビオリの緑と、コンスープの黄色という鮮やかな色合いも楽しめる。自らの料理に妥協せず、先生と相談の上でコンスープを加え、料理としての完成度を高めた点が評価された。

【審査員特別賞】 岡山県立津山東高等学校 2年 安藤 萌さん
●これがミソ!黒ごまパスタグラタン
パスタとグラタンという洋風メニューながら、中に入れる具やホワイトソースに味噌を効かせ和風に仕上げた一品。豆乳や黒ごまを使うなど、健康にも配慮した点と料理としての完成度の高さが審査員の好評を得た。