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  • 2008年9月 5日 京都大学と日清製粉グループが穀物科学をテーマに共同研究日本食品科学工学会で発表

京都大学と日清製粉グループが穀物科学をテーマに共同研究
日本食品科学工学会で発表

日清製粉グループ本社(社長:村上一平)は、京都大学と連携し、「小麦粉とその加工品」を対象とした穀物科学に関する共同研究を推進し、その研究成果の活用を通して我が国の小麦粉を利用する食品産業技術の発展に資する事を目指し、またその研究を通して穀物科学分野の研究者の育成と学問の発展を図る目的で、2007年4月に『京都大学・日清製粉グループ穀物科学コンソーシアム』を設立し、研究を開始致しました。

京都大学大学院農学研究科の4研究室(食品界面科学の松村康生教授、食品構造特性科学の北畠直文教授、食品製造工学の安達修二教授、食品計測工学の西津貴久講師-今年4月に岐阜大学応用生物科学部に異動-の研究室)と日清製粉グループ各社の研究所が相互に連携協力し、継続的な共同研究を行うコンソーシアム体制を採っております。

日清製粉グループでは、かねてより、小麦粉及び小麦粉を原材料としたパン・パスタ・麺・菓子などについて小麦グルテンを始めとした構成成分の変化、各種の物理的処理による小麦粉の新たな性質の獲得などを様々な角度から研究し続けて参りました。今回はさらに京都大学の保有する科学的知見及び新たな評価技術もあわせ、共同研究におけるシナジー効果を図って参りました。

このたび、研究成果の一部を2008年9月5日(金)〜7日(日)に京都大学で開催される「日本食品科学工学会第55回大会」において以下の6題について発表することになりました(発表は全て9月7日に行われる予定)。

(1)「パン生地の油脂およびタンパク質の蛍光標識による可視化」

【松村研究室】

(2)「パン生地ミキシング過程のタンパク質構造変化の解析」

【松村研究室】

(3)「小麦グルテンおよび小麦加工食品の物性に関する研究 [1]素麺の物性」

【北畠研究室】

(4)「小麦粉特性に対する加熱処理の影響」

【北畠研究室】

(5)「小麦登熟過程における種子タンパク質遺伝子の発現量に関する研究」

【北畠研究室】

(6)「小麦粉及び小麦由来成分の抗酸化特性」

【安達研究室】

これら研究成果につきましては、当学会の最終日である9月7日(日)9:28より口頭発表の予定です。
(4共21講義室:吉田南4号館2階、(6)のみ4共31講義室:同館3階)

《日本食品科学工学会第55回大会概要》
事務局: http://www.jsfst.or.jp/taikai/2008/55taikai.html
日程: 2008年9月5日(金)〜9月7日(日)
場所: 京都大学百周年時計台記念館 京都大学吉田南構内(京都市左京区吉田本町)