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  • 2011年11月 2日 日清製粉グループ 中期経営計画『NNI-120、スピードと成長、拡大』の策定に着手

日清製粉グループ 中期経営計画『NNI-120、スピードと成長、拡大』の策定に着手

株式会社日清製粉グループ本社(社長:大枝 宏之)は、2012年度からの3ヵ年を対象とする中期経営計画『NNI-120、スピードと成長、拡大』の策定に着手致しました。当社創業120周年となる2020年を見据え、長期的な視点に立った基本戦略を策定していきます。

当社は、1987年から2001年まで、"企業は変革することによってのみ生存し、発展できる"、"骨太でイノベーティブな集団に成長する"を基本理念とした「(※)NI(Nisshin Innovation)活動」を推進して参りました。今回、この理念を改めて当社グループの旗印として掲げるとともに、これに加えて「スピード」と「成長、拡大」を2020年に向けた当社グループの新たな旗印とし、新たなNI(NNI:New Nisshin Innovation)活動として取り組みます。また、近い将来、グループ売上高1兆円、海外売上高比率30%以上、営業利益500億円、ROE8%以上の達成を目指します。

当社グループを取り巻く環境は、国内においては、人口減少、少子高齢化の進展によりマーケットの拡大は望めない状況にあります。一方、TPPやEPA等の国際交渉の進展、決着次第では、海外からの輸入品を含め、世界的にボーダレスな市場で競争が激化していくことが想定されます。

こうした中で、当社グループは進むべき方向性について、全事業会社、全社員が常にベクトルを合わせ、スピード感を持って成長、拡大に取り組んでまいります。同時に、法令遵守、食品安全、環境保全等の社会的責任を果し、ステークホルダーから積極的に支持される企業グループであり続けるとともに、国民の主要食糧である小麦粉等の安定供給の確保、安全な製品の供給という社会的使命を果してまいります。

【中期経営計画の基本戦略の骨子】

  • トップライン(売り上げ)拡大を最優先戦略と位置付けて事業ポートフォリオの再構築を実行し、事業の選択と集中を進め、重点分野に経営資源を集中的に投入していく。
  • 製粉、加工食品をコア事業として基盤をさらに強化し、中食・惣菜、酵母・バイオ、健康食品、ペットフード、エンジニアリング、メッシュクロス等の成長分野を積極的に伸ばしていく。
  • 海外、国内においてM&A、アライアンスをスピード感を持って積極的に行っていく。
  • メーカーとして、安全・安心な製品を生産・供給するとともに、コスト競争力の確保・強化に取り組んでいく。

(※)NI活動は、当社グループが1987年から2001年まで取り組んだ経営計画(行動計画)で、当社グループの成長の道筋をつけるとともに、その変革と実行の精神は現在も受け継がれています。