日清製粉 知多工場に最新鋭ライン増設
− グローバル競争に向けて −

日清製粉グループの日清製粉株式会社(社長:大枝 宏之)は、臨海部に位置する知多工場(愛知県知多市)に新ライン(1日当たり小麦挽砕能力320トン)を増設することを決定いたしました。これにより知多工場の1日当たり小麦挽砕能力は980トンと国内でもトップクラスの大型工場となります。また、今回のライン増設と併せて内陸部に位置する名古屋工場の小規模な2ラインの操業を停止いたします。

知多工場は、大型穀物船の接岸が可能な自社の専用岸壁と穀物サイロを有しております。今般、長年培った製粉技術に先端技術も結集して新ラインを建設し、中部エリアでの生産を一段と知多工場に集約することで、高品質の小麦粉をより効率的に生産し、多様化するお客様のニーズにきめ細かくお応えするとともに、安全、安心への取組みを一層推進してまいります。

日清製粉株式会社は、2002年の鶴見工場新ライン増設、2008年の東灘工場新ライン増設により関東エリア、関西エリアでの大型臨海工場への生産集約を順次進めてまいりました。また、九州エリアでは同様に生産集約に向けて、2014年稼働を目指し福岡新工場を建設中であります。今般、知多工場に新ラインを増設することにより、中部エリアにおいても、加速化するグローバル競争に打ち勝つべく、着実にコスト競争力の強化を実現してまいります。

<日清製粉(株)知多工場新ライン増設投資の概要>

総工費 約60億円
設備増能力 1日当たり小麦挽砕能力 320 トン  
小麦粉サイロ収容力 2,400 トン  
立体自動倉庫収容力 10 万袋 (2,500トン)
着工 2013年秋
完工 2015年夏