中長期的な会社の経営戦略日清製粉グループ 長期ビジョン
「NNI“Compass for the Future”」を策定

日清製粉グループは、10年後、20年後の社会全体の構造変化を見据え、長期ビジョン「NNI“Compass for the Future” 新しいステージに向けて~総合力の発揮とモデルチェンジ」を策定しました。これを未来へのコンパス(羅針盤)として、ニュー・ニッシン・イノベーション(NNI)活動を推進し、企業価値の極大化に努めてまいります。

現状レビュー

当社グループは、創業120周年となる2020年度を最終年度とした経営計画「NNI-120 Ⅱ」を2015年度にスタートしました。「コア事業の収益基盤の再構築」、「自立成長と新規投資による着実な成長」を掲げ、国内・海外においてスピード感を持って成長戦略を実行し着実に成果を上げるとともに、連続増配や機動的な自己株式取得を通じて「株主還元の強化」にも積極的に取り組み資本効率の向上に努めました。

未来に向けた事業環境認識

当社グループを取り巻く環境は、人口動態、環境や食資源の問題、健康、食の多様化と安全性に対する意識の高まり、更なるグローバル化や技術革新等、機会と脅威の何れにもなり得る大きな変革期を迎えつつあります。これらの変化を踏まえ、当社グループは強みを最大限に活かしリスクを克服し事業機会に変えていくことを念頭に置き、NNI-120 Ⅱ」を通過点として、長期ビジョン「NNI“Compass for the Future”」の実現に向けた新たな取組みをスタートします。

当社グループの長期ビジョン

創業以来の価値観

創業以来の価値観『信を万事の本と為す』と『時代への適合』は、当社グループが守るべき2つの社是。この下に事業を展開する夫々の国・地域で『健康で豊かな生活づくりに貢献する』ことを企業理念に掲げ、当社グループのDNAとも言える『信』、『変革と実行』の精神を以って成長戦略を推進し、『長期的な企業価値の極大化』に努めている。これは過去100年以上に亘り、事業を通じた社会への貢献を基本思想として守り抜いてきた、当社グループ固有の不変の価値観であり、これを再認識したうえで、「目指す姿」の実現に向けて取り組んで行く。

館林製粉株式会社 開業式(群馬県館林町:現 館林市)

創業

1900年10月館林製粉株式会社」として創業
1908年 2 月日清製粉株式会社」を合併し社名を改称

未来に向けて目指す姿

  1. 「安全・安心」を最優先に、多様な製品やサービスをお客様・消費者の皆様に安定的にお届けする。
  2. 「グループ総合力」を結集したイノベーションを通じ社会に新たな価値を提供し続ける。
  3. 自由な発想とボーダレスな思考に溢れた活気ある企業グループとして、新たなことに挑戦する風土を改めて醸成し、高い収益性と着実な成長性を生み出す原動力としていく。
“未来に向かって、「健康」を支え「食のインフラ」を担うグローバル展開企業
として、更なる発展を目指す。

10年後、20年後を見据えた当社グループのグランド・デザイン

NNI“Compass for the Future” グランド・デザイン概念図

業界ポジション

グループ総合力に基づく成長戦略を推進し企業価値の向上を図り、「国内食品業界における確固たる地位」を揺るぎないものとしていく。

成長の鍵となるグループ総合力

グループ総合力」は、小麦の製粉から始まった当社グループが保有する様々な経営資源の結集であり、各事業が「顧客志向を徹底」し、グループの「事業内」「事業間」、及び「外部」のチカラを利用する「3つの連携」を推進することで総合力の最大化を図る。

事業競争力の強化 ~ ビジネスモデル/事業ポートフォリオ

既存事業モデルチェンジ

当社グループは、国内の人口減少や高齢化、国際貿易交渉の進展等の喫緊の経営課題を踏まえた既存事業の再構築や、健康・簡便等の多様なニーズや新技術によるイノベーション等、将来の環境変化を見据えた事業戦略の推進を軸に「強靭な収益基盤を確立する既存事業のモデルチェンジ」を実行する。

※会社の構造や事業領域の軸足を大きく変えるような変革を指す。

事業ポートフォリオ強化

収益基盤であり続けるコア事業の強化、成長分野への重点的な資源投入、更なるグループシナジーの創出、収益性・成長性の観点からのグループ再編を柱として「企業価値の極大化に繋がる事業ポートフォリオの強化」にスピード感を持って取り組む。

資本政策 ~ 企業価値の極大化を長期的に支える資本政策の推進

財務戦略とバランスシートの考え方

持続的成長に向けて、設備投資、M&A、人材育成、技術開発等の戦略的投資を今後さらに積極的に加速させると同時に、主要食糧の安定供給という社会的責任を十分に勘案し、資本効率の向上と財務の安定性のバランスを取りながら資本構成を適切にコントロールしていく。また、事業競争力も勘案しながら政策保有株式の縮減を計画的に進める。

利益還元の考え方

「創業以来の価値観」を共有して下さる株主の皆様には、長期的スタンスで安定的に利益還元を強化していく。連続増配を継続中長期的な配当性向は40%以上を基準とし、自己株式取得は戦略的な投資資金需要等を勘案したうえで、機動的に実施していきたいと考えている。

資本効率の考え方

利益成長と資本政策の両面から更なるEPS(1株当たり当期純利益)の成長を図るとともに、「社会的使命」と「事業モデル」を勘案したあらゆるステークホルダーに向けた収益性指標として、資本コストを安定的に上回る自己資本利益率(ROE)の確保・向上に努める。

成長戦略の実行力を高める組織体制の構築 ~ 組織・人材/企業風土

組織・人材の活性化

働き方の改革、職場環境の充実等による組織・人材の活性化を労働生産性の向上(時間資源の有効活用)に繋げ、組織が生み出す付加価値の増大を図る。

戦略実行に注力する企業風土の醸成

持株会社(日清製粉グループ本社)は各事業戦略・グループ横断テーマを実現していく施策を確実に実行。各事業は新しい取組みに果敢に挑戦していく風土を改めて醸成し、競争優位を支える戦略実行力をレベルアップしていく。

持続的な「循環成長」の推進 ~ ESG(Environment、Social、Governance)

当社グループは、社会課題や技術革新がもたらす非連続な環境変化から、機会と脅威を的確に捉え強みを生かしてリスクを克服し事業機会に変えていくことで、持続的な成長を実現していく。その結果、自らが創出する付加価値を通じ社会に貢献して行く循環を作り上げる。
企業価値を高める規律としてのガバナンス(G)を強化し、当社グループが構築していく新たなバリューチェーンと、事業の持続可能性に関わる環境(E)・社会(S)への貢献を深く関連させた経営を推進することで、「企業理念の実現」と「企業価値の極大化」をより強く結び付け、各ステークホルダーから積極的に支持され続ける企業グループとして発展していく。

日清製粉グループの「循環成長」イメージ

企業理念に基づき、各事業が生み出す付加価値を通じ社会に貢献していく。

各事業のグランド・デザイン

製粉事業

食品事業

その他事業

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