日清製粉グループ
「環境課題中長期目標」の設定と
TCFD提言への賛同について

  • サステナビリティ

2021年8月31日

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株式会社日清製粉グループ本社(社長:見目 信樹)は、長期ビジョン「NNI“Compass for the Future”」で掲げる持続可能な「循環成長」を推進するため、環境課題に関する中長期目標を設定するとともに、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)※1提言への賛同およびTCFDコンソーシアム※2への参加を表明しました。

地球環境保全は、人類の生存と発展のための社会全体の課題であり、その社会の一員として事業を営む当社グループの最重要の経営課題の一つと位置付けております。当社では5つの「CSR重要課題」の中で「食品廃棄物・容器包装廃棄物への対応」「気候変動及び水問題への対応」を中長期的に取組むべき環境課題と特定し、環境負荷軽減に努めてまいりました。今回、「気候変動」「食品廃棄物」「容器包装廃棄物」「水資源」の4つの課題に対する数値目標の設定・見直しを行い、環境保全活動の取り組みをさらに推進します。

環境課題中長期目標

(1)CO2排出量削減
2050年
目標
  • グループの自社拠点でCO2排出量実質ゼロを目指す
  • サプライチェーンにおけるCO2排出量の削減に取組む
  • グループの自社拠点でCO2排出量50%削減を目指す(2013年度比)
2030年度
目標
(2)食品廃棄物削減
2030年度
目標
  • 原料調達からお客様納品までの食品廃棄物の50%以上削減を目指す(2016年度比)
  • サプライチェーン各段階の取引先と共に食品廃棄物削減に取組む
(3)容器包装廃棄物削減
2030年度
目標
  • 化石燃料由来のプラスチック使用量の25%以上削減を目指す(2019年度比)
  • 環境に配慮した設計などプラスチック資源の循環を促進する
  • 容器包装へのバイオマスプラスチック、再生プラスチック、再生紙、FSC認証紙等の持続可能な包装資材の使用を推進する
(4)水使用量削減
2040年度
目標
  • 工場の水使用量原単位30%削減を目指す(2021年度比)

当社グループの環境課題中長期目標については、当社Webサイトもご覧ください。

※1TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosure)
気候変動に関する企業の対応について情報開示を促す「気候関連財務情報開示タスクフォース」を指す。銀行、保険会社、信用格付機関など世界中の経済、金融市場の民間主導組織(イニシアティブ)であり、国際組織「金融安定理事会(FSB:Financial Stability Board)」がG20の要請を受けて2015年に設置した。気候変動への企業の取組みに対し、「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の4項目について情報開示を推奨している。

※2TCFDコンソーシアム
企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融機関等の適切な投資判断に繋げる取組みについて議論する場として設立された。TCFD提言に賛同する企業や金融機関等が取組みを推進している。

この件に関する報道関係者のお問い合わせ先
株式会社日清製粉グループ本社
総務本部 広報部 担当: 城地じょうち・山田
電話:03-5282-6650
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