日清製粉 米国子会社
(Miller Milling Company, LLC)
サギノー工場の新生産ライン及び
イノベーション&テクニカルセンター(ITC)完成
更なる北米事業の拡大と利益成長に向けた大型戦略投資を実行
2025年4月15日
日清製粉グループの日清製粉株式会社(取締役社長:山田 貴夫、以下「日清製粉」)は、米国の子会社であるMiller Milling Company, LLC(以下「ミラー・ミリング・カンパニー LLC」)のサギノー工場(米国テキサス州)に新生産ラインを増設し、同工場の生産能力を約40%増強する工事を進めておりましたが、本年3月に同ラインが稼働を開始。今回の増設により、サギノー工場はテキサス州最大の製粉工場となり、ミラー・ミリング・カンパニー LLCの生産能力は、米国市場で第4位となりました。
また、同工場の増設に合わせて、サギノー工場敷地内に、製粉ラインを再現できる小規模製粉機器や原料小麦・小麦粉製品の分析機器を備えた二次加工試験室、またユーザー向けサービスの大幅な拡充に向け、ベーカリー機器を有するラボ施設であるイノベーション&テクニカルセンター(以下、「ITC」)を新設し、この度、現地時間4月2日に両施設の竣工式を執り行いました。
サギノー工場が商圏とするテキサス州は、人口伸長率の高い成長市場であることから、2019年に新ラインを増設しましたが、一層の需要増に対応するため、今般更なる増強を実施しました。小麦粉供給体制を強化すると共に、ITCを活用したユーザーへの提案活動などのソフト面のサービスも拡充します。今般の大型戦略投資を通じ、カナダの子会社であるロジャーズ・フーズ Ltd.と共に北米市場でのプレゼンスを一層高め、日清製粉グループの海外事業の更なる拡大及び利益成長に向けた取組みを加速してまいります。
サギノー工場新生産ライン増設の概要
- 増強能力:生産能力日産600トン(原料小麦ベース)
(新生産ライン増設後日産2,040トン、約40%増強) - 投資額:46.0百万米ドル
(約62億円、1米ドルは増設決定時のレート135.08円で換算)
ミラー・ミリング・カンパニー LLCの会社概要
- 本社所在地:アメリカ合衆国ミネソタ州
- 代表者:社長 Joe Girdner
- 資本金:約1百万ドル
- 事業内容:小麦粉等の製造販売
- 従業員数:約310名
- 工場所在地及び生産能力(原料小麦ベース):
ウィンチェスター工場(バージニア州) 1,640トン/日 フレズノ工場(カリフォルニア州) 600トン/日 ロサンゼルス工場(カリフォルニア州) 930トン/日 オークランド工場(カリフォルニア州) 880トン/日 サギノー工場(テキサス州) 2,040トン/日 計 約6,090トン/日
参考資料
サギノー工場全景

ITCと竣工式参列者

北米地区工場所在地

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