連結子会社間での健康食品事業の移管及び
連結子会社(日清ファルマ株式会社)での
事業活動終了のお知らせ

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2025年5月15日

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株式会社日清製粉グループ本社(取締役社長:瀧原 賢二)は、「日清製粉グループ 中期経営計画2026」(以下、中計)の達成及びその先の持続的成長に向けて、事業ポートフォリオの再構築によるグループ成長力の促進に取り組んでおります。今般、その一環として、当社の連結子会社である日清ファルマ株式会社(取締役社長:田中 秀邦、以下、日清ファルマ)のファインケミカル事業を終了するとともに、健康食品事業を連結子会社であるオリエンタル酵母工業株式会社(取締役社長:新井 秀夫、以下、オリエンタル酵母)に移管し、2025年度中(2026年3月末まで)に日清ファルマでの事業活動を終了することとなりましたので、お知らせ致します。

  1. 本件の背景及び目的
    日清ファルマは、当社グループが2001年に分社化した際に設立しました。同社の事業は、当社グループの祖業である製粉事業における小麦及び小麦粉の化学的分析から展開し、ビタミン研究を開始したところから始まっており、長年に亘り培ってきた技術及びノウハウを活かし、世界で初めてコエンザイムQ10の量産化に成功する等、研究力と確かな品質により事業環境の変化に対応してまいりました。
    現在同社は、医薬品(高脂血症等治療薬)原薬の製造・販売を行うファインケミカル事業及び「ビフィコロンS」や「パワーサプライNMN」等のサプリメント製品の製造・販売等を行う健康食品事業を行っていますが、ファインケミカル事業については、医薬品原薬の販売低迷により、厳しい事業環境に置かれております。また、健康食品事業については、長年に亘りお客様にご愛顧いただいているブランドや製品を保有しておりますが、競争環境が激しい中で、さらなる発展を目指すための対策が必要となっておりました。このような状況の中、事業の選択と集中の観点から、ファインケミカル事業は終了、健康食品事業は当社グループにおいて食品素材の開発力があり、健康食品事業の資産を有効活用し、事業をさらに発展させることが可能と判断したオリエンタル酵母に移管することで、当社グループの事業ポートフォリオの再構築を図ることと致しました。これにより、日清ファルマでの事業活動は終了することとなります。
  1. 今後の予定
    【ファインケミカル事業】
    • 2025年度中に事業終了予定。
    • 上田工場における主力生産品である医薬品原薬の製造は2025年10月末に終了予定。
    【健康食品事業】
    • オリエンタル酵母に事業移管を実施し、2026年度(2026年4月)からオリエンタル酵母にて事業を開始予定。
  1. 本件の業績への影響
    本施策に伴い、2025年3月期に特別損失(2,276百万円)を計上しております。また、2026年3月期につきましては、本施策の影響を連結業績予想に織り込んでおります。>
  1. 日清ファルマ株式会社の概要
    (1)名称 日清ファルマ株式会社
    (2)所在地 東京都千代田区神田錦町一丁目25番地
    (3)代表者の役職・氏名 取締役社長 田中 秀邦
    (4)事業内容 健康食品、医薬品原薬などの製造・販売
    (5)資本金 2,689百万円
    (6)設立年月 2001年7月
    (7)大株主及び持分比率 株式会社日清製粉グループ本社 100%
    (8)業績(売上高) 2,249百万円(2025年3月期)
    (9)従業員数 65名(2025年3月31日現在)
  1. オリエンタル酵母工業株式会社の概要
    (1)名称 オリエンタル酵母工業株式会社
    (2)所在地 東京都板橋区小豆沢三丁目6番10号
    (3)代表者の役職・氏名 取締役社長 新井 秀夫
    (4)事業内容 酵母・食品・飼料・生化学製品の製造・販売並びに
    受託試験業務
    (5)資本金 2,617百万円
    (6)設立年月 1929年6月
    (7)大株主及び持分比率 株式会社日清製粉グループ本社 100%
    (8)業績(売上高) 72,353百万円(2025年3月期)
    (9)従業員数 697名(2025年3月31日現在)

引き続き、当社グループはステークホルダーの皆様から支持され続ける企業グループを目指していく所存ですので、何卒、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

この件に関する報道関係者のお問い合わせ先
株式会社日清製粉グループ本社
総務本部 広報部 担当:城地・手塚
電話:03-5282-6650
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