東日本大震災復興支援活動 
2019年度
        日清製粉グループの想い
東日本大震災以降、日清製粉グループでは企業理念に基づき、災害で被災や避難した方々が1日でも早く、健康で豊かな生活を再建することを願い、復興支援活動に継続的に取り組んできました。また、社員ボランティアも被災地を訪れ、地元の方々と交流を大切にした交流活動を実施しています。
取組み体制
(株)日清製粉グループ本社 総務本部 総務部が中心となり、NPOとの渉外・調整、社員へのボランティア活動のコーディネート、現地理解のためのセミナー開催等を行っています。
この体制のもと、「豊かな生活づくり」「福祉・ダイバーシティ」「なりわい・にぎわい」の3つを柱として、地元非営利活動団体と協働で活動しています 。
- 女性の活躍を支援
 - コミュニティ活動の担い手育成
 - 子どもの遊びの機会提供
 - 未来パスポートプログラムに協賛
 
- 福祉作業所への技術支援・販売支援
 
- オーガニックコットン・プロジェクトへの支援
 - 被災地産品の社内販売・共同購入
 
豊かな生活づくり
住民のつながりを取り戻し、住みよい地域社会にしていこうとする共同活動を継続的に支援しています。
女性の活躍を支援
地域のママたちが中心となって立ち上げたNPO法人石巻復興支援ネットワーク「やっぺす!」は女性、子どもや若者が主役になって活躍できる石巻を目指し、さまざまな活動を展開しています。
当社グループは、ママたちのつながりづくりを応援する「やっぺす!ママのわスクール」の一講座として開催する料理教室「やっぺす!日清製粉のホットケーキミックスで簡単おやつ作り」に協賛しました。この講座への参加が「女性の潜在能力の発揮 」や「働きがいのある仕事づくり」につながることを期待しています。
| 行事名 | 開催日 | 主催・協力・後援 | 
|---|---|---|
| ふれあいキッチン2019 第1回 石巻ちぎりパン  | 
              2019年9月6日 宮城県石巻市  | 
              NPO法人 石巻復興支援ネットワーク | 
| ふれあいキッチン2019 第2回 石巻ちぎりパン  | 
              2019年10月28日 宮城県石巻市  | 
              NPO法人 石巻復興支援ネットワーク | 
| ふれあいキッチン2019 第3回 石巻ちぎりパン  | 
              2019年11月18日 宮城県石巻市  | 
              NPO法人 石巻復興支援ネットワーク | 
						
						- 主催:
NPO法人 石巻復興支援ネットワーク
http://yappesu.jp/ 
コミュニティ活動の担い手を育成
当社グループでは、岩手県・宮城県・福島県で、被災地のコミュニティ活動として開催されるクレイアート教室に専門講師を派遣してきましたが、2016年度からは、新たな試みとして「クレイアート指導者養成のための講習会」を同3県で開催し、2017年度は宮城県で開催しました。
受講後は、講習会の受講者が企画するクレイアート教室に手芸粘土(日清アソシエイツ(株)の商品「グレイスライト」「グレイスカラー」)を贈呈し、各地に新たな指導者が生まれることで、「女性の潜在能力の発揮」や「生きがいづくり」「地域コミュニティの再生」につながることを期待しています。
| 開催地 | 日時 | 主催者 | 
|---|---|---|
| 宮城県石巻市 | 2019年12月13日・14日 | NPO法人 石巻復興支援ネットワーク | 
| 福島県いわき市 | 2019年8月28日、2019年12月1日 | NPO法人 みんぷく | 
| 岩手県大船渡市 | 2019年10月27日 | NPO法人 おはなしころりん | 
		
		- 主催:
岩手県 NPO法人おはなしころりん
https://www.ohanashikororin.org/ - 宮城県 石巻復興支援ネットワーク 
http://yappesu.jp/ - 福島県 NPO法人みんぷく 
http://www.minpuku.net/ 
子どもの遊びの機会提供
子どもたちが、子どもらしく、休んだり遊んだり、さまざまな情報を得て、自分らしく成長するための機会を提供する団体に協力しました。
| 行事名 | 開催日 | 主催・協力・後援 | 
|---|---|---|
| 母と子のネイチャースクール in 只見 | 2019年8月6日〜8日 | 主催:公益財団法人日本自然保護協会 協力:(株)日本食糧新聞社、天文学普及プロジェクト「天プラ」、おぜしかプロジェクト後援:福島県只見町  | 
            
| かまっこまつり 2020 | 2020年1月13日 | 一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校 | 
						復興を担う高校生の未来のために未来パスポートプログラムに協賛
「未来パスポート」プログラムは、「先行き不安定な社会情勢のなかで、一体どうやって将来ビジョンを描けばよいのか?」という高校生の一言から始まった社会人講話プログラムです。
将来、復興活動を担う高校生を対象に、岩手県沿岸部の公立高校で開催された「未来パスポート」に協賛しました。また、昨年度に引き続き、当社グループの社員を派遣しました。プログラムで社会人講師は「仕事のやりがい」や「仕事をする上で心がけていること」等を伝え、子どもたちの将来の進路選択につながることを期待しています。
| 開催日 | 派遣先 | 対象 | 
|---|---|---|
| 2019年6月15日 | 岩手県立 宮古高校 | 1年生 | 
| 2019年5月24日 | 岩手県立 宮古北高校 | 1・2年生 | 
| 2018年11月26日 | 岩手県立 豊間根中学校 | 2年生 | 
| 2018年11月6日 | 岩手県立 大槌高校 | 1年生 | 
| 2017年11月8日 | 岩手県立 山田高校 | 2年生 | 
| 2017年10月30日 | 岩手県立 大槌高校 | 1・2年生 | 
| 2016年11月28日 | 岩手県立 宮古北高校 | 1・2年生 | 
| 2016年10月25日 | 岩手県立 大槌高校 | 1・2年生 | 
| 2015年12月1日 | 岩手県立 大槌高校 | 1年生 | 
| 2015年10月7日 | 岩手県立 宮古北高校 | 1・2年生 | 
		
		- 主催:
NPO法人 未来図書館
http://www.miraitoshokan.com/ 
福祉・ダイバーシティ
福祉作業所への技術支援・販売支援
福島県双葉郡は東日本大震災による津波と原発事故の影響で、いまだ住居が制限されている地域も少なくありません。「魔法のお菓子 ぽるぼろん」は、長期の避難を余儀なくされている福祉事業所と、被災した障がい者たちに「安心できる居場所」と「安定した仕事」を作ろうと、「NPO法人しんせい」をはじめ13事業所(利用者約200名)が協力して、2014年度に立ち上げたブランドです。
それぞれの強みを活かし、5つの事業所がお菓子を焼き上げ、それ以外の事業所が箱詰めや販売活動を担当しています。
当社グループは職員や利用者への技術研修や厨房機器寄贈、社内共同購入によって、2014年より継続的に支援しています。
当NPO法人は2017年12月26日、持続可能な開発目標推進本部が主催した「第1回ジャパンSDGsアワード」において内閣官房長官賞を受賞しました。
		
            事務局長
富永 美保さん
このように栄えある賞を受賞できましたのも、ひとえにみなさまのお力添えのお蔭です。震災後のふくしまにお心を寄せてくださり、7年近く経ってもなお、陰に日向に支えてくださる皆様の応援に心よりお礼申し上げます。
- 関連サイト:外務省ウェブサイト
 
		
		主体:
- 福島発障がい者協働プロジェクト 
http://fkp13.jp/ 
協働:
- NPO法人 しんせい 
http://www.shinsei28.org/ - 認定NPO法人 難民を助ける会 
http://www.aarjapan.gr.jp/ - NPO法人 エイブル・アート・ジャパン 
http://www.ableart.org/ 
なりわい・にぎわい
ふくしまの農業を未来へ紡ぐ、オーガニックコットン・プロジェクトへの支援
いわき市を中心とした地域では、東日本大震災の地震による被害や津波による塩害、原発事故による風評によって、生産者が農業を断念するケースも多く見られました。そこで、「いわきおてんとうSUN企業組合」は地域の農家や首都圏からのボランティアと協力し、無農薬にこだわって和綿「備中茶綿」を育て、収穫した綿花をTシャツや手ぬぐい、タオル等に製品化する「ふくしまオーガニックコットン・プロジェクト」に2012年から取り組んでいます。
当社グループは、同プロジェクトに2014年からボランティアを派遣し、継続的に栽培活動を支援しています。このプロジェクトが持続可能な地元経済の発展や地域の生物多様性を保全、持続可能なライフスタイルの普及、手工芸による女性や障がい者の社会参加につながることを期待しています。
2017年度は当社グループの新入社員がいわきおてんとSUN企業組合を訪問し、本プロジェクトで収穫した和綿を一部使用して製造したタオルや手ぬぐいの社内販売を実施しました。
						- 主催:
いわきおてんとSUN 企業組合
http://www.iwaki-otentosun.jp/ - ふくしまオーガニックコットンプロジェクト 
http://www.iwaki-otentosun.jp/cotton/ - 株式会社起点 
http://kiten.organic/ 
被災地産品の社内販売・共同購入
当社グループでは、東日本大震災被災地支援の一環として、当社グループがこれまでに復興支援に携わった岩手県、宮城県、福島県の事業者・生産者の物産を中心に、被災地域の産業や観光再生を継続的に応援することを目的に社内販売会や共同購入に取り組んでいます。
| 開催日・実施時期 | 実施場所 | 販売者と品目 | 
|---|---|---|
| 2017年8月24日 〜9月22日  | 
              日清製粉グループ神田本社ビル、小網町ビル、大阪オフィス | いわきおてんとSUN企業組合 タオル、手ぬぐい  | 
            
| 2017年11月29日 | 日清製粉グループ神田本社ビル | 一般社団法人 SAVE TAKATA 岩手県陸前高田市の地元産品(食品)  | 
            
| 2017年11月30日 | 日清製粉グループ小網町ビル | 同上 | 
| 2017年12月 | 日清製粉グループ(全社) | NPO法人 しんせい 「魔法のお菓子ぽるぼろん」クリスマスセット  | 
            
| 2018年1月7日 | 日清製粉グループ神田本社ビル | みやぎセルプ協働受注センター 熊本県・宮城県の福祉事業所の食品・雑貨  | 
            
| 2018年11月28日・29日 | 日清製粉グループ神田本社ビル、小網町ビル | 一般社団法人 SAVE TAKATA 社内販売会  | 
            
| 2019年11月28日・29日 | 日清製粉グループ神田本社ビル、小網町ビル | 一般社団法人 SAVE TAKATA 社内販売会  | 
            
| 2019年12月2日 | NBCメッシュテック本社 | 同上 | 
一般社団法人SAVE TAKATA(岩手県陸前高田市)の岩手県陸前高田市の地元産品の社内販売においては、認定NPO法人育て上げネット(東京都立川市)と協働し、同団体が若者に提供する就労基礎訓練プログラムを受講するジョブトレ生が販売業務の一部を担いました(本年で5回目)。
- 主催:
NPO法人 みやぎセルプ協働受注センター
https://www.miyagi-selp.org/ - 一般社団法人 SAVE TAKATA 
https://tonarino.org/ 
- 協働:
認定NPO法人 育て上げネット
https://www.sodateage.net/ - ジョブトレ 
https://www.sodateage.net/service/jobtra/ 











