DXへの取組み

日清製粉グループのDX戦略

当社グループは、「中期経営計画2026」の重要施策の一つとして「デジタル戦略」を掲げ、バリューチェーンごとの重要課題解決を目指し、DXを加速させています。グループ全体での成果創出を目指して、さらなる成長を追求していきます。

<自動化、効率化、標準化の取組み事例>

DX推進体制とDX人材育成

当社グループでは、各事業会社の経営課題を踏まえて、バリューチェーン(事業基盤・R&D・調達・受注・生産・営業・経営管理)ごとにDX で解決すべき重要課題を設定し、その実現に向けた取組みを推進しています。(株)日清製粉グループ本社の企画本部GS(事業開発・企画・調整)付がグループDX推進の事務局となり、「各DXテーマの進捗把握・水平展開」、「グループ本社が主導すべきDXテーマの設定・推進」等を主な役割として、各DXテーマの推進状況・課題の把握、水平展開、支援等を行っています。
また、企画本部情報化推進部では、当社グループ全体のDX を支援し、未来を見据えた全社戦略を推進しています。セキュリティの強化やシステムとアプリケーションの企画から開発、運用までグループ全体のデジタル・IT インフラを幅広くカバーし、グループ全体の成長を支え推進しています。

DX人材の育成施策としては、デジタル技術を活用して生産性の向上を主導できる人材の確保や全社員のデジタルリテラシーを底上げするための各種プログラムを実施しています。自己啓発支援プログラムでは各種情報処理技術者試験向けの対策教材の提供と受講料補助を行い、ITパスポート試験合格者については受験費用を全額補助しています。その他、全社員向け動画教材の展開などを実施しています。

DX推進基盤の構築

DX推進にあたり、情報処理技術を活用するための基盤の構築を進めていきます。

<ネットワーク環境>

書類の電子化やクラウドの活用等により、リモートワーク環境を整備しています。スマートフォン・タブレットなどのポータブルデバイスを全社的に普及させ、必要な情報に素早くアクセスできる環境を整えています。また企業版ChatGPTを導入しており、個人の業務効率化のためにセキュアな環境での生成AI活用を可能としています。

<データベース>

グループ本社は、データ分析・活用のため、グループ共通のERPによるデータの一元管理を行っています。各事業会社がERPのデータを各種アプリケーションと連携させ、出荷・在庫情報や生産実績等のタイムリーな可視化を実現できる環境を整備・提供しています。これにより、バリューチェーンにおける意思決定の迅速化や業務効率化を目指しています。

DX推進の管理指標

DX推進の取組みについては、DX取組み成果・人材育成・基盤構築の観点で指標を設定しています。

<DX取組み成果>

<人材育成>

<基盤構築>